二本松市霞ヶ城公園、秋散り行く洗心亭

19日(金)、毎秋撮影する二本松市郭内三丁目、霞ヶ城公園内の洗心亭。今年はやや遅くなり人伝えに紅葉はほぼ散ったと聞く。併しながらいつもの構図は落葉の茅葺き屋根が主であり、ちょうど良い頃かも知れない。

霞ヶ城公園で開催される菊人形は昨年に続き規模縮小となり、菊花の展示がメインになったのようだ。今はその展示室の解体作業が行われており、作業に伴う音が園内に響き、疎らながらやって来る人の姿と相まって一抹の寂しさ、秋の終わりを感ずる。

全体的な景観としては矢張り遅いのだろうか水面に落葉は見当たらない。従って今年は揺らぐ落葉を撮ることは出来なかったが、それでも今が見頃の木々があちこちに点在していた。

洗心亭周辺も落葉が進んでいるものの茅葺き屋根上の落葉は少なく、もしかすると風で飛んでしまったのかも知れないが、兎にも角にもこの状況で画作りを行う。とはいえ陽が陰らないと激しい輝度差が生じ、暫し公園内を散策する。

陽が陰る16:00過ぎ頃から撮影を始める。この数年はフィルター類を装着せず撮っていたが、上画像のように刺々しさというのかあまりも写実的で目が痛くなるような感覚だった。そこで今回は数年前と同様にFOGGY Bを使ってみる予定だった。


暮れ秋の散りぬる草堂声もなし」~ F10・SS1/15・ISO320・FOGGY B ~


FOGGY B装着の良し悪しは各々意見があると思うも、私的には時と場合によってフワッとした描写、滲む光などを好む。但し現像の際にコントラストをやや+補正、全体の色調などなど晩秋の日陰のしっとりしたイメージに近付ける。


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