スランプ時の撮影は何を撮っても上手く行かず

21日(日)、11月に入ってからどうも思うようなものが撮れません。ややスランプ気味なのか、紅葉が散って殺風景となったことも拍車をかけているのかも知れない。言い換えればいつも良き景色や自然現象に助けられているということか、その助けがない今の季節はそれこそ腕前が試されるのだろう、スキルのない私は全く以って上手く行かない。


そんな塩梅に会津盆地の朝霧‥自然現象を求め出向くも、こんな日に限って霧が立つことはなく、予定をしていなかった大沼郡三島町大字名入字上居平の第二只見川橋梁、第二野沢街道踏切へ向かう。因みに会津柳津付近には朝霧が立っていた。

最初に第二野沢街道踏切で会津西方駅からやって来る07:27頃通過の下り423Dを撮る。

凡そ10分後、07:38頃通過の上り424Dを第二只見川橋梁ビューポイントで撮影。両便とも取り敢えず撮るには撮ったが心ここに在らず的内容。更に424D撮影は目の前を通り過ぎるシチュエーションながらSS選択を誤り、被写体ブレが発生する失態を起こす。


その424Dを追い掛け河沼郡柳津町大字細八字大巻甲へ向かう。国道252号線沿いのこの一帯には、先週も撮影したように柿の木が只見線沿線に点在している。上画像では昨年辺りから電気柵が設けられ、柿の木に近付くことが出来ず離れての画作りを行う

車両は追い掛けてきた08:02頃通過の上り424Dと08:38頃通過の下り425D。此処での撮影は柿の木と列車の間合いが難しい。424Dでは寄ってフレーミング、上画像の425Dは引いたフレーミングだが、こうなると朽ちた地表や灰色の雲を撮り込むようになってしまう。


蟄虫咸俯」~ F10・SS1/160・ISO500 ~


寄ったことにより車両は御覧のように切れるが、これも画作りというものか‥と、自画自賛するしかない。撮影時はまだ朝霧が残り、背景の枯れた山々を上手くカバーしたように思う。タイトルの「蟄虫咸俯(ちつちゅうみなふす)」は虫が穴に潜って動かなくなるという意であり、そういえば虫を見なくなったと改めて気付く。


最後はこれも先週撮った会津高田駅近くの大沼郡会津美里町新沼尻。目的であった会津盆地の朝霧は此処での撮り直しであったが、霧は立たず後回しになった。先週の撮影記でも書いたように白鳥が田んぼに飛来。彼等の鳴き声って何処か哀しく耳に届く。


ちる芒」~ F10・SS1/320・ISO250 ~


車両は10:17頃通過の上り426D。先週は引いた構図により手前側の茂みも多く撮り込むことになり、それが撮り直しの大きな理由。今回は望遠レンズを使用したフレーミングになる。


Main Blogには二画像をupするが、スランプ時はイメージも枯渇しているのか、何処でどう撮るという設計図も描けない状態になる。今朝の第二只見川橋梁などがその最たるものか、何ら考えのないまま撮ればその内容に更に虚無感が加速してしまう。先に記したように季節的にもちょうどそんな状態というのか、時々こんなことがあるが、暫く撮影は休んだ方が良いのかも知れないなぁ‥。


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