けふも小雪の降りしきる・・・午前の部
04日(土)、03:00起床で今年初の只見線撮影へ向かう。終日曇りの予報であったが、夜明け前にやや強い降雪があり、その後は気紛れに太陽が顔を出すなど雪国らしい驟雪模様の一日だった。今回の撮影記は午前と午後の二部になる。

撮影地は特に決めておらず、まずは大沼郡三島町大字早戸字小沢巻の早戸駅へ立ち寄る。年末から雪は降っているけど、積雪量としてはまだまだこれからといった状況で、道路脇の雪壁もそんなには育っておらず歩き易く三脚の設置も楽だった。

「そほふる雪の無人駅」~ F8・SS1/2.5・ISO640 ~
車両は05:50発上り422D。この構図での撮影は何年ぶりだろうか、フラッシュを使っての画作りを行う。降雪には強弱があり合成用に数枚撮っておく。SSは降雪が尾を引く様を捉えない設定とし明度はISOで調整した。
久しぶりだったのでレンズの焦点距離を忘れてしまい標準ズームをセットしたが、一旦車に戻って中望遠レンズに変更した。車両入線時には適度な降雪になり合成の必要がなくなった、そして何よりも車両に被らず避けるような降り方にはとても助かる。

続いて只見町へ足を伸ばせば流石に途中から雪が深くなってくる。何処で撮るか考えた結果、国道からはあまり撮ったことがない南会津郡只見町大字蒲生字上原の蒲生川橋梁とした。周囲には民家が点在するものの、早朝ということもあり景色は深々と静まり返る。

「静寂ヲ尽ク」~ F8・SS1/200・ISO200 ~
車両は07:18頃通過の上り426D。国道からの撮影は背景となる山と山の隙間が気になる。雲などがあれば良いのだが、視点を変え橋梁の左側にある真奈川踏切周辺の樹木を中心にフレーミングする。
先述したように静寂の中に列車が近付く音さえ気付かず、↓動画は撮り逸れてしまった。犬を散歩をしていた老父曰く「ゆぎ積もっどおど聞こえねべ‥」。そうなんです、全くその通りで度々撮影記で書いているように積雪時は耳を澄ますことが大事だ。


午前中最後は大沼郡金山町大字横田字山根で撮影する。下画像は夏季に冷たい湧き水を汲んでいた熊野神社と山中踏切だが、会津横田駅直近の鉱山第二踏切共々いよいよ通行出来なくなった。山中踏切にロープなどは張られておらず、雪が融ければ自己責任で往来が可能となる。

「けふも小雪の降りしきる」~ F10・SS1/400・ISO400 ~
車両は08:39頃通過の下り423D。線路沿いの道が通行出来なくなり車も人の往来もない。離れた国道から車の走行音が耳に届くが、それさえ懐かしく思えるような静かな空間だ。このような雪景色、キハ110のデフォルトカラーだけは来ないで欲しいと願えばやって来たのは東北色だった。単連車両の通過は分かっていたことで、構図はそれに準じた角度・構成にした。
雪の降る場所で育ったせいかその積層の表情が気になる。撮るとなると暗めの露出になり雪景色としては映えない。従って後に積層部のコントラスト・彩度・明度の補正を行う。
以上で午前の撮影は終わりになる。早戸駅で撮った上り始発の422Dは乗客0であったが、始発ながら横田で撮った下り423Dは満席のようだった。
@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。