けふも小雪の降りしきる・・・午後の部
04日(土)、午後からは大沼郡三島町大字西方字居平からの第一只見川橋梁へ向かう。積雪がなければ車で近くまで行けるが、膝下まで雪に埋もれながらの行程となる。
車両は13:04頃通過の上り428Dだが、次第に降雪が強くなり通過の15分前にはホワイトアウトとなる。因ってこれじゃ撮れないと断念し再び雪に埋もれながら車に戻る。
通過時刻が迫り近くの第二只見川橋梁、大沼郡三島町大字名入字上居平へ来てみたが今ひとつ構想がまとまらぬ内に12:59頃通過、取り合えず撮るには撮った内容に留まる。
そんなこんなで約90分後の下り便をどうするか、色々と案はあったが大きく移動せず、大沼郡三島町大字名入字根岸居平の会津西方駅脇で撮ることにした。画像は名入集会所と物置き間の軒先から見える景観。誰が作ったのか日陰にある雪だるまと残り柿を使って画作りする。
「会津路の根雪に朱く木守柿」~ F10・SS1/250・ISO200 ~
車両は14:25発下り427D。杉林と残り柿、そして雪だるまと詰め込み過ぎの感があったが、後々これもいつも見ている普段着の只見線だなと思えた。この辺りは何度かロケハンしていたものの、なかなか思うように行かなかった。尚この便は満席のようだった。
因みに会津西方駅があるのでこの辺りを西方集落だと思われる方が多いが、西隆寺乙女三十三観音石仏などがある実際の西方集落は駅前の国道400号線を3kmほど上った先になる。
奥会津を後にし会津平に向かう。そしてこの日最後の撮影となる。会津平にも雪は降ったが、現在は日陰や人が立ち入らぬ場所など僅かに残るだけだ。積雪が無ければ無いで撮影場所を悩み、いつもの根岸駅から会津高田駅間を周ってみたがピンと来ない。
従って河沼郡会津坂下町大字五ノ併字権現堂丙の若宮駅にも寄ってみた。すると西側の空が色付きこれを使えないかと試みれば次第に風が冷たくなり、今日一番の寒さを感じた。
「仄 暮」~ F8・SS1/80・ISO1000 ~
車両は16:49発上り430D。これと云って何ら特徴のない内容になってしまった。ホーム沿いの雪除けネットは今のところ役に立っていないようだが、利用者からすれば春になるまで役に立たないことに越したことはないだろう。
若宮駅の周囲には家々が並び、朝夕は上下便とも通学する高校生の利用がある。それでも2004年の調べでは一日の利用者数は14人、そして何より只見線の駅と云えば様々あれど、駅前に車が入れないのは会津蒲生駅とこの若宮駅だけだ。
さて会津平の雪は何時頃から本格的に積もるだろう。昨年や一昨年の画像を見ると今の状況と変わりはないようだ。時に撮影中、日が伸びたことに気付く。調べてみると冬至より10分ほど日の入りが遅くなったようだが、10分でも写真を撮る人間からすると有り難い。
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