郡山市富久山町 ”手打ち中華 麺匠 ぜん”

郡山市富久山町、国道288号線沿い善宝池付近の住宅街に店を構える”手打ち中華 麺匠 ぜん”を四ヶ月ぶりの訪問。途中三度ほど来てみたがその度に臨時休業中だった。

国道の近くながら土地勘がないとちょっと分かり辛いかも知れない。駐車場は店舗周辺に九台のスペースがあるが、客席数に比較すると少なく昼時は車を停めるのに一苦労する。

白河ラーメンを提供する手打ち中華 麺匠 ぜん”は醤油がメインとなり、チャーシューやワンタンのバリエーションがある。店内に入って左に券売機があり予習済み、且つメニュー数が多くはないので迷うことは無いと思う。また下画像のように販売機に無いメニューもあり、注文時に現金にて支払うようになる。

外観からの想像以上に客席は多く、二人席テーブル×三卓、四人席テーブル×一卓、小上がり四~六人席×一卓。そして白河ラーメン店ならではのカウンター風テーブル席×十席に加え、通常のカウンター席×三席となる。

手打ち中華 大盛り @1.050円


何故にいつものチャーシュー麺にしなかったのか、それは後述する。あっさりとしたビジュアルながら、無化調スープを口に運ぶと塩気の効いた味わいが実に美味い。無化調は時として焦点が定まらないこともあるが、このスープは醤油のコクがあってなかなか良かった。とはいえ人によってはしょっぱいと感じるかも知れない。ただ前回も記したが、白河ラーメンと云えばカイワレではなく矢張りほうれん草を乗せて欲しいところだ。

見るからに白河ラーメン特有のピロピロ食感を思わせる麺だが、これが想像と反しややモッチリ感のある麺だった。それが不味いという訳ではなく、コクのあるスープと巧みに絡み気が付くと丼の底が見えていた。


さて白河ラーメンのチャーシューは燻した風味をイメージするも、”手打ち中華 麺匠 ぜん”のチャーシューにはそれを感じなかった。手打ち中華にはおそらくモモとバラが一枚ずつ乗っていると思われるが、硬めであまり味が染みていないようだ。そういった理由で今回はチャーシュー麺を注文しなかったのだが、麺とスープはそれを補うほどの美味さがあり、私的&価格的には手打ち中華の大盛りがベストな選択かも知れない。


郡山市富久山町久保田字大原104-11 月曜定休