雲翳と新緑の只見線・・・午前の部
11日(日)、新緑を求めこの日も奥会津に向かう。朝は幾分暖かいような空気感だったが、冷たい北風により次第に寒さを感じるようになる。更には時折りの霧雨と突風により安定しない空模様だった。今回の撮影記は午前と午後の二部になる。

最初は大沼郡三島町大字早戸字滝原、国道252号線のスノーシェッドから第三只見川橋梁を撮ると決めていた。緑鮮やかな山々は橋梁撮影のシーズンが訪れたことを体現するのに充分な景観だが、曇天模様なので些か暗い環境でもあった。

「緑風峡谷」~ F7.1・SS1/160・ISO800 ~
車両は05:55頃通過の上り422D。↓動画で確認出来るように列車通過時は風が強く、左側の樹木が大きく揺れている。従ってSSを上げたい処だが先述した暗さによりそれは選択しなかった。話しは前後するが風により川面は安定せず、次便は写り込みを念頭に第一只見川橋梁の船着き場を予定していたが見送ることにした。


次に大沼郡金山町大字水沼字田下モの細越拱橋俯瞰ポイントへ向かう。車両は07:24頃通過の上り424D。私的に紅葉時期の定番ポイントなのだが、景観を遮るような霧雨に遠景はイマイチ映えず、立ち位置をちょっと変え下画像の下大牧集落を撮ることにした。

「山の端の風は軽やか」~ F8・SS1/125・ISO640 ~
車両は07:53頃通過の下り423D。以前は杉林が線路に大きく張り出しており、何年前だっただろうか伐採され画像のような状況になっている。これから更に暖かくなると集落の方々が畑で作業する様子もあり、画的に定番の内容ながら決して外せない奥会津の原風景だ。

続いては大沼郡三島町大字名入字根岸居平にて、会津西方駅を発する下り車両を撮る。赤矢印は十数分後に通過する上り便を撮る予定の立ち位置。今にも雨が降り出しそうな厚雲ながらグレーの単一色ではなく、特徴のある表情は私的に好みの空模様だ。

「蚯蚓出」~ F10・SS1/400・ISO320 ~
車両は09:05頃通過の下り425D。毎度書いているように只見線と云えば各橋梁なのだが、私的にはこんな景観もまた佳い。先に奥会津の原風景と記したが、旧家と田園と鉄道の様は何処か幼少時の懐かしさがあり、そんな何気ない日常の一頁を堪らなく好む。
タイトルのように七十二候ではミミズ出でる季節になったものの、風が冷たくてニット帽に襟巻き、そして手袋が一日中欠かせない陽気に地中で縮こまっていることだろう。

此方は先程の赤矢印部から撮ったもの。車両は09:18頃通過の上り426D。今まで何度か同位置から撮ってはいるが、なかなか上手く行かず今回もupは見送ることにした。因みに「蚯蚓出」を撮った立ち位置は車両の中央周辺。

午前中の便は以上で終わりになるが、05/10・11・17・18は臨時列車の只見線レトロ満喫号が運行しており、大沼郡三島町大字川井字天屋原の第一只見川橋梁で撮ることにする。それにしてもこの場所を訪れるのは何年ぶりになるのだろう。杉林内は昔々の左回りの道が草木に覆われ、右側に新道が出来ていた。尚、此処では時間が経過したクマの糞があった。

「緑響浪漫」~ F8・SS1/160・ISO200 ~
車両は10:32頃通過の只見線レトロ満喫号下り9425D。曇天模様ながらこの時間になれば新緑の色合いも映え、萌黄色の景観はとても美しい。個人的なことを云えば風っこもこの車両も好みではないのだが、このような緑の渓谷に映えるのではないかと想像し撮ってみたものの、茶系の車体色は暗く明度の補正を必要とした。
因みに帰宅後に等倍で車内を確認したが、残念ながら乗車率は高くはないようだった。おそらくこの日は只見駅ではなく、会津川口駅で折り返すのがその要因なのかも知れない。
以上で奥会津の撮影を終える。午後からは会津平に向かい田んぼの様子を伺うのだが、先週と変わりなければ撮らずに帰路に付く予定だった。
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