大沼郡三島町 第二只見川橋梁+etc

06/30(日)、先週も書いたが週末度の雨、且つ母親が入院中のため撮影が午前中に限られており、この日も只見線を撮りに行く。週末毎の雨には辟易するものの、川霧発生といった点からすれば条件が揃っている。

まずは大沼郡金山町大字川口字森ノ上の会津川口駅へ向う。川向から上りの始発とニ便目の車両を確認する。手前が05:31発の始発422D、後ろが07:05発の424D。ちょっと見辛いが424Dの二両目はラッピング列車になっており、これらの車両状態で午前中は何処でどう撮るかを思案する。


「04:51」~ F8・SS1/6・ISO200 ~


同じ時間帯ながら一月は夜景、そして今回は川霧が流れる景観を撮影。発車時刻の50分前頃になるとエンジンが始動、ドアの開閉などの点検が始る。此処から何度か撮影しているが、どうした訳かブレた画像になることが多い。おそらく足場が悪いのだろうか、知らず知らず三脚が土に沈むのかも知れない。


撮影は構図と霧の状態を思慮するのみで、露出などは特に面倒なことはない。タイトルだが、”始発”云々と考えるも良いものが浮かばず、撮影時刻をそのままタイトルにする。


始発便を何処で撮るかあちこちを周る。先週同様に川霧と山霧がミックスされた状況に各橋梁の俯瞰ポイント撮影は無理と判断。併し俯瞰は俯瞰ながら大沼郡三島町大字早戸へ行ってみる。撮影準備中は良い感じの景観であったが、毎度のことながら車両の通過時にどうなるかは予想できない。左奥は早三橋。


「霧幻峡」~ F5.6・SS1/125・ISO800 ~


車両は「04:51」で撮影した上り422D、通過は05:50頃。此処での撮影は表情が乏しい只見川を大きくフレーミングすることはない。併しながら今回は川霧が大きなウェイトを占めるため大胆に撮り込む。とはいえ霧は短時間でその表情を変え、一時は完全なホワイトアウトとなりマニュアルフォーカスでピントを合わせるが、絞りも甘く果たして合っているのか否か定かじゃないほどに霧が邪魔をする。


更に暗い環境によりISO感度を上げたのだが、何分昔のカメラなので特に霧などの被写体はノイズが目立ち、その修正を行い更にナローな画質となる。他は全体的に明度を+補正
、霧の部分の色温度修正で彩度を-補正する。


雨 節」~ F6.3・SS1/160・ISO800 ~


霧幻峡といえば大沼郡金山町大字大栗山字雨沼ということで、次便までの間に寄ってみると雨の中に渡し舟が運行していた。この画像は早三橋から撮ったものだが、雨と湿度の影響かピントが合わない、撮っても画像が表示されないなどのエラーが発生、電池や記録カードを取り出してリセットするなどグダグダな撮影となってしまった。


因みに「霧幻峡」と同じISO感度だが、撮り方というか他露出の設定、被写体などでノイズ感は大きく変わってくるものだと改めて実感する。


続いて大沼郡三島町大字名入字上居平で第二只見川橋梁を撮影。車両は07:26頃通過の下り423D。この頃になると川霧というより山霧の感が強くなり、川面を覆う霧は薄くなってきた。それでも橋梁がホワイトアウトになるなど撮影する側は気が気でない。


空はけふ白緑色らし」~ F6.3・SS1/250・ISO400 ~


欲をいえば川を覆う川霧がもっと出ていれば‥と、思うところだが、贅沢は言いません。撮影に関し此処からの第二橋梁は構図が結構難しいというか、間の取り方に毎度悩む。今回も数メートルの範囲で立ち位置や画角を変えた次第だが、↓動画を見るともっと寄るなどなど他の捉え方が多々あるようだ。


再び大沼郡金山町大字水沼字沢東、第四只見川橋梁の俯瞰ポイントを見上げる。山霧は流れこれならばと登ってみる。毎度のことながら車両が通過しない時に限って絶景といえるような霧の状態になるのだが、通過時には霧が流れる、ホワイトアウトなどと思ったように行かないことの方が多い。


上画像は08:49頃通過の上り426Dだが、ご覧のように霧が流れ何ら変哲のない景観となってしまった。続いて50分後の下り425D通過時は完全なホワイトアウトとなり撃沈。


さてこの日の撮影はずっと雨、そんな天候だからか各撮影地に人の姿は無くとても静かな時間を過ごした。帰宅後、各画像を現像しながら雨の奥会津、ふと人と接することなく風景だけを追っていると、もしや此処は何処か遠い異国か‥と、思えてきた。


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