04日(月)、毎秋この時期に撮影する大沼郡昭和村大字喰丸字宮ノ前の旧喰丸小学校へ行く。その前にこれも同じくこの時期に行っている南会津郡下郷町大字野際新田の観音沼森林公園へ寄る。

03:00起きで向かったものの南会津方面は雨模様、且つ個人的に散り始めた頃が好みなのだが今年は出遅れてイマイチの景観となっている。そして気付けば下画像、赤丸部分にあったフォトジェニックな大きな枯れ木が無くなっていた。

「冬 隣」～ F8・SS1・ISO200 ～

そんなこんなで何処を切り取るか迷ったのだが、紅葉が残っている箇所をフレーミングし雨足が弱くなり霧が上がる瞬間を待つ。現像時、コントラストと紅葉の色彩を補正、加えて全体的にアンバー色を加える。

下郷町から昭和村へ向かうと曇りとなる。校庭のイチョウは今が盛りの色付き具合だった。もう数日遅く来れば黄色い絨毯になると思われるも、実はこのタイミングが難しい。というのも霜が降ると一気に散ってしまうからだ。

昨春、校舎の改修工事が終わり、その頃からイチョウの根本には映画｢ハーメルン｣を彷彿させるベンチと机が置かれるようになった。また以前は校舎内部になかなか入ることが出来なかったが、現在は月と火曜の休館日以外は自由に見学が可能のようだ。因みに↓動画は四年前、改修工事前のものです。

「がっこぉ」～ F8・SS1/400・ISO200

曇り空で全く映えない状態の仲、何処をどう撮るか暫し悩む。すると雲間から顔を覗かせた太陽の斜光線が影を作る。一瞬のことであったがこの機会を逃さずシャッターを切り続けた。背景の雲の表情、そして校庭を飾る落葉したイチョウなどなど欲を言い出せばキリがないのだが、こればかりは如何ともし難く、さりとて過大なる心残りでもある。

陽射しがあるのでコントラストを抑え、抑えた分の色調をやや＋補正する。加えて明暗のバランスを調整する。また画角は標準ズームのワイド端のため、適度に歪み補正を行う。

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