03日(日)、南会津郡下郷町大字戸赤字林下の戸赤の山桜へ向かう。白々と明るくなる頃に到着すれば見頃の桜が美しく映える。戸赤の山桜は子孫の春の楽しみに植えられたと聞くが、現在は地元の方々により桜祭りが開催される。果たしてそれが住民の楽しみなのか面倒なことなのかは不明だが、今年は何処もそういった催しは中止されている。

戸赤も同様に各駐車場には駐車禁止の貼り紙があり、特に立ち入り自粛の案内は無かったものの、戸赤自然体験あそびの学校やまざくら近くの路肩に車を停め、そこから撮影を行う。因みに此処からは下画像のように電線が入り込み要修正を念頭に置く。

立ち入り自粛の案内は無いが、今回は山際に近付くことはせず撮影を終える。上画像は集落を出た東側からの景観。下郷町内から来るとまずはこの光景が目に入る。尚↓動画は六年前、2014/05/03のものです。

「山笑ふ ①」～ F11・SS1/80・ISO200 ～

「山笑ふ ②」～ F8・SS1/800・ISO500 ～

①の撮影は06:10頃。陽射しが入り込む時間帯だが、薄っすらと朝靄が残りコントラストが映えない。言い換えればそれはそれで良いのだろうが、陽光に寄り茶褐色の色合いも気になる。現像は白トビや桜の色合いを意識しながら左上部の明るい部分を強調、木々のコントラストのみをやや＋補正、色合いは寒色を弱めに施する。②は東側からの手持ち撮影。撮影に関して特筆することはなく、現像はほぼ①に準じる。

さて戸赤の山桜や裏磐梯の桜峠の桜が咲けば個人的に県内の桜はほぼ終わりとなる。今年の開花は例年以上に早かったが、奥会津や裏磐梯などはいつもの通りといった塩梅だった。以前も書いたように福島は広い。従って一か月強に渡り桜を楽しむことが可能だが、返す返す今年の様相はいつもようには行かなかった。

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