二本松市本町の”若武者”で店長を務めた店主が同市内根崎にオープンした”麺屋しん蔵”。久々に個性的な醤油ラーメンが食べたくなり昨年の九月以来の訪問です。

交差点沿いの店舗前には車二台しか止められないが、20mほど離れた数ヶ所に駐車場があります。因みに一番乗りだったので前回に続き今回も店舗前に停めることができました。

至ってシンプルなメニュー、そしてユニークなネーミングが面白いです。醤油は二種類あって中華そばは昔ながらの煮干し系になるようです。

明るく綺麗な店内はテーブル四～五人席×二卓、小上がり四～五人席×二卓、カウンター四席。店主の趣味だろうか、片隅に置かれた品々やポスターに目が行きます。

田舎の醤油 ＠800円

着丼したビジュアルは大きなチャーシューに穂先メンマ、そしてカイワレ大根と麩などです。丼が小さいので量は然程ではないが、丁寧に作られた一杯といった内容です。まずはスープを啜ればキレとコク、そして鼻を通り過ぎる節系の風味がとても美味いです。

太さがマチマチの平打ち縮れ麺がまた美味いです。噛み応えがよくスープを絡んで箸が止まりません。この麺の大盛りは＋100円、替え玉200円という価格なので腹具合にもよるが、それらを注文すれば一日幸せで過ごせそうです。

豚モモと思われるチャーシューは低温調理なのか、あっさりとした味わいながら深みがあり、更には大ぶりのメンマがコリコリと食感がよくて美味です。

チャーシュー丼 ＠300円

今回はチャーシュー丼も頼んだので麺を大盛りにしませんでした。そしてそのビジュアルは薄くスライスされたチャーシュー三枚を折りたたみ、中央にはゴマをまぶした刻みネギ。加えてご飯には細かくカットされたチャーシューが散りばめられています。汁気や味の具合が丁度よく、価格的にもなかなかのものじゃないでしょうか。

半年ぶりに食べ、矢張りオリジナル性のある美味いラーメンだと思います。ラーメン専門店としては珍しく夜の営業もあり、機会があればその時間帯にも行ってみたいです。

二本松市根崎1-46 水曜定休