双葉郡楢葉町 ”豚 壱”

東日本大震災に於ける福島第一原子力発電所の事故後、富岡町は全域が避難指示の対象となり、同町で明治元年に創業にされた”うなぎの押田”は廃業に追い込まれるが、残るレシピから秘伝のタレを復活させ2013年に楢葉町で豚丼屋として再スタートする。

ということで約二年ぶり二度目の訪問となる。隣には”道の駅ならは”があり頻繁に店舗前を通ってはいるが、なかなか足が向かなかった。09:00には開店しており、昼の混雑時を避けて食べることが可能だ。

食券方式になり。食券購入時点で厨房に注文が入り後に番号が呼ばれる。各種豚丼の他にはうな丼や各種定食、そして各単品などなど多彩であり、中には極盛5.000円やよーい丼2.310円など文字だけでは全く意味不明のメニューもあり、初めてだと尚のこと大いに迷うと思う。因みにレギュラーの豚丼は二年前より90円上がっていた。

店内は明るく広々としており、中央のU字型カウンターと小上がり六人席×四卓の構成でテーブル席はない。U字型カウンターはMAXで30人以上座れるように見受けられる。

豚丼 @990円


久しぶりなのでレギュラーの豚丼を注文したが、前回は添えられていた漬け物は無くなったのだろうか。注文を受けてから一枚一枚じっくり焼くので出来上がるまでそれ也に時間を要する。さて肉々しいビジュアルとタレの香りが何とも言えず早速肉を一口、すると甘めのウナギのタレと香ばしく焼かれた豚の旨味がとても良い。但し薄いながらも肉質はやや硬めだ。


食べ終えて確かに美味いけれど少々価格が気になる。この価格帯なら煮込みかつ丼や他店の定食などの方が満足感を得られると思う。加えて全てセルフサービスということも考量しややお高い食べ物だと感じた。


双葉郡楢葉町大字山田岡字大堤入7-1 月曜・年末年始休み