そして雪になる・・・午前の部
07日(土)、浜通りでの撮影予定であったが、奥会津に雪が降り行き先を悩む。車に乗り込んでからも決まらなかったが、降り始めの今を逃すと行けなくなる場所が多々ある奥会津に舵を切る。猪苗代周辺ではそれ也の降雪と積雪だったが、会津若松市内に入ると何れも皆無だった。今回の撮影記は午前と午後の二部になる。
柳津町や三島町、そして金山町も思った程ではなく、まずは大沼郡金山町大字川口字新町から会津川口駅を撮ることにした。家を出る時間が遅かったので、始発便の05:31発上り422Dは既に出発した後だった。
「俄雪烟る夜明けの二番線」~ F8・SS13・ISO200 ~
車両は07:06発上り424D。撮影はその一時間前の06:05頃。今年もこの光景が見れる季節になった。積雪は先述したように僅かだが雪灯に浮かぶ街の姿は美しい。一面二線のホームを有する会津川口駅の朝は、上りの始発と二便目が前夜から停まっている。通常は川側に始発便の422D、駅舎側に二便目の424Dとなるのだが、時々両便とも川側に停まることがある。その際は424Dが右奥の方にあり、この画像のように422Dが出発した後にホームへ移動する。
何故、時折りこのような体制になるのか私には分からないが、単車両だけのホームも趣きがあってなかなか良いものだと思った。そしてこの内容は冬の間に何度か撮るようになるだろう。
会津川口駅から只見町へ向かう。降雪及び積雪量も増えるが、それはまだまだ序の口といったところだ。立ち位置を何処にするか背景などを考慮し、三週間前に撮った南会津郡只見町大字叶津字下八木沢からの叶津川橋梁に決めた。
「そして雪になる...」~ F8・SS1/200・ISO200 ~
車両は07:15頃通過の上り426D。状況からキハE120や首都圏色の車両を期待するのだが、やって来たのはそれらと正反対のキハ110の通常色&東北色車両となり、雪の中ではその存在がカモフラージュされ、実際ファインダー内で見失うこともあった。依って車両の存在を明確にするため、現像時にコントラスや明度を+補正する。
撮影を終え、そういえばまだキハ40が運行していた頃、只見線つなぎ隊の加藤隊長と雪景色の中でもユネスコエコパークのラッピング列車なら目立つなどなど、そんな話しをしていたことをふと思い出した。
午前中最後は第七只見川橋梁がある大沼郡金山町大字横田字上山根にて撮影。考えてみれば今秋は紅葉の状態がイマイチでこの第七橋梁では撮っていなかったが、半月前までは枯れ紅葉がどうのこうのと言っていたのに、いよいよ雪が降り出し景色は急進展する。
「驟 雪」~ F10・SS1/500・ISO200 ~
車両は08:39頃通過の下り423D。まだ大地を覆い隠すほどの積雪ではないものの、雪の中を迫り来る車両には頼もしさを覚える。それは私的に新幹線や〇〇本線のような主要幹線ではなく、ジーゼル音を轟かせ山間地を走る鉄道と云うことになる。
以上で午前の撮影は終了し、午後の運行まで時間があるので久々に大塩の大塩温泉共同浴場へ行く。夏季は汗を流し、冬季は冷えた身体に持って来いでベストな場所にあるのがまた良い。湯温が低いのでなかなか温まらないが、その分長い時間ゆっくり入っていられる。因みに冬期間中、外湯は閉鎖され使用できない。
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