原風景を巡る、那須の岩観音と国鉄急行色

04日(土)、かつては毎年のように訪れていた那須郡那須町大字芦野の”堂の下の岩観音”だが、ふと思い立ち、五年ぶりに向かってみることにした。私としては日の出頃の時間帯が好みであり、深夜から夜明け前の国道四号線を南下する。 到着してから撮影を終えるまで、現地は私一人の貸し切り状態だった。斜面の桜は種類が異なるのか、同時に満開となる景観に出会えたのは一度だけだった記憶があり、下…

谷のうぐいす歌は思えど‥只見線早春紀行

28日(土)、県内からも桜開花の便りが届き始めたが、季節の移ろいが早過ぎて、身体がその変化に追いつかない。夜明け前とはいえ確かに暖かさはあるのだが、この日、撮影に訪れた奥会津の風景を眺めていると、尚のこと意識は冬に取り残されたままのように感じられる。 季節の移ろいに追い付かない身体ではあるが、着実に雪解けは進んでいる。最初に訪れた、大沼郡三島町大字西方字居平から眺める第一只見川橋梁に於いても、雪…

南相馬と会津の早春を巡る・・・後編

22日(日)、烏崎海浜公園を後にし、猪苗代湖の西岸、会津若松市湊町大字静潟字浜の東田面浜を目指す。此処で最後に撮影を行ったのは彼是十五年前になるだろうか。 この時期の東田面浜を訪れるのは初めてのことだったが、かつて舟を繋いでいたであろう杭は、歳月の分だけ朽ち果てていた。長露光撮影を行うが、時間帯が良くないのか、更には雲が無く光具合は宜しくない。この時期に此処を訪れて初めて知ったのは、この浜もまた…

南相馬と会津の早春を巡る・・・前編

22日(日)、只見線の撮影が三週間続き、気分転換で海に行く。とは言え、いつも撮っている夜明けの光景ではなく、南相馬市鹿島区烏崎字浜の烏崎海浜公園で相馬野馬追に向けての訓練、朝駆けの様子が目的。 直接、原町を目指すので久しぶりに県道12号原町川俣線を使う。道中、飯館村の国道沿いの温度家は-10℃、車の車外温度計は-8℃を示し、流石は寒さ厳しい阿武隈高地と妙に納得する。 暗い内に一番乗りする。すると…

本宮市白岩「お食事処 だいこくや」

約六年強ぶりとなる「お食事処 だいこくや」 。これまで何度か店の前を通ることはあったのだが、臨時休業日だったり営業が終わっていたりと、なかなか縁がなかった。 駐車場には十分な広さがあるものの、この日は法事があった影響か、お昼時ということもあり満車状態。店内には空席が見受けられたが、停められずに帰る車も多々見受けられた。 メニューは定食、丼物、ラーメン、そば・うどん類になる。以前は酒の肴になる「イ…

斑雪の山裾に春の予感を聞く

15日(日)、先週は降雪がなく、日中も比較的に穏やかな天候が続いた。もしかすると会津横田駅から第七只見川橋梁へと続く、大沼郡金山町大字横田字山根周辺の線路沿いの道路が通れるようになったのでは‥と思い、現地へ向かった。 到着してみると予想通り、画像の鉱山第二踏切や山中踏切、そして第七只見川橋梁に並ぶ四季彩橋も往来が可能となり、先々週に訪れた際の雪の山に阻まれていた光景が嘘のようである。 とはいえ、…

南会津郡只見町「レストランやまびこ」

只見町の只見スキー場内には、年間を通して営業している「レストランやまびこ」がある。一度食べてみようと考えていたが、昼時にこの周辺に居ることが少なく要約念願が叶った。 駐車場の雪はすっかり無くなっていた。訪れたのは日曜だが、ゲレンデの人影は三人ほどだった。下画像、入り口に本日のレストラン営業時間が提示してあるが、リフト運行時間や気象状況等により変更または休業することもあるようだ。 注文は食券方式で…

東雲を越えて余寒の奥会津

08日(日)、先週の撮影では春の訪れを感じさせたが、週明けの雪で景色は再び冬へと戻った。この日の前日には会津川口~只見駅間での運転見合わせが発表され、奥会津の朝は雪の予報。予定としては会津川口から先を撮りたっかたのだが、どうしたものかと悩みながらも、結局、車の舵をそちらへ切っていた。 まだ夜が明けきらぬ暗がりの中、会津平へと車を走らせる。先週は殆ど消えていた雪が、今日は薄っすらと大地を覆っていた…

福島市吉倉「中華そば 伊藤商店 福島吉倉店」

福島市内にて仙台朝ラーを楽しめる、「中華そば 伊藤商店 福島吉倉店」を初訪問。折角の朝ラーということで07:30頃に入店したが、客席の半分以上が埋まる盛況ぶりだった。 建物は工務店との共用になっており、1Fが店舗になる。駐車場は店舗前と裏になり、台数はおそらく10台ほどかも知れない。 入って左に食券販売機がある。あっさり醤脂の金の中華そば、背脂入りこってり白の中華そば、そして味噌に黒中華と、塩系…

弥生、光温む只見線と早春点描

01日(日)、漸うと三寒四温を繰り返し、弥生三月を迎えた。会津方面のライブカメラを見ると雪解けが進み、特に会津平では地表が露わになってきた。これからは本格的な春を迎えるまでの殺風景な季節となるが、あちこちの早春点描を繋げてみようと出掛けてみる。 最初は大沼郡会津美里町字大道端乙の宮川橋梁へ向かう。雪解け水が賑わう頃かと来てみたのだが、ちょっと早かったような気配だ。この一帯はライブカメラで見たよう…

いわき市四倉町「そば処 浜田屋」

いわき市四倉町から薄磯方面へ向かう際、私は国道六号線ではなく、県道382号豊間四倉線を使うことが多い。その県道沿いに店を構える「そば処 浜田屋」を初訪問した。 これまで店の前は何度も往来していたものの、昼時を外すことが多く、なかなか暖簾をくぐる機会がなかった。震災前、海岸沿いのこの県道は松並木が美しく、飲食店が点在していたが、現在ではその面影も消えてしまった。 ネット上ではそば処と冠されることも…

相馬からいわきへ。春の潮香と眠らぬ脈動

15日(日)、週末は気温が上がるとの予報。夜明けの満潮に合わせ、春の潮香を求めて相馬市尾浜のカゲスカ海岸へと向かった。気温は1℃、只見線など極寒の地でシャッターを切る身にとっては、春の訪れを感じさせる柔らかな暖かさだ。 夜明け前、海原には漁に励む漁船の灯が点々と連なる。04:30頃に満潮を迎えたが、下画像のようの新月へ向かう下弦後の三日月ということもあり、潮位はそれほど高くはなく、打ち寄せる波の…

只見線、二年前の大寒の頃

撮影記録を振り返ると、2024年春に左上腕骨折した期間を除き、何だかんだと約二年に渡り週末の撮影を欠かさなかったが、よくもこれだけ続いたものだと我ながら感心する。だからといって費やした月日に比例し佳作が撮れたかと問われれば、全く以って反比例する。 そんなこともあって先週末の撮影は休むことにし、以前の画像を眺めていると、二年前のちょうど今頃、大沼郡会津美里町米田字米沢の桧ノ目踏切周辺で撮った上画像…

北緯37度28分、東経139度39分の立春

07日(土)、この日の只見線は会津若松駅~会津川口駅間での折り返し運転となり、柳津町から先は三週間ほど足を運んでおらず、様子を見るべく向かってみる。会津平の田んぼは一部で地表が見える状態だったが、国道252号線に入った途端、世界が一変した。 国道沿いの積雪は多く、路面にも数cmの雪が積もっている。併し暗闇に目を凝らして眺めると、山々の木々に冠雪は見られなかった。この状況では各橋梁を背景にした景観…

なぜ私は荒野の写真に”4.698日”と名付けたか

以下は素人ながらに思いつくまま綴った駄文にて‥ 私のようなアマチュアでも、撮影先などで巧い写真の撮り方を尋ねられることがある。巧い写真を撮るためには技術や感性が必要だと思うが、それらはシャッターを切る回数を重ねれば、遅かれ早かれ必然的に身に付いて行くものだ。 それゆえ私は、そうした技術の集積とは少し異なる視点、即ち”タイトルを付けたくなるような写真”、或いは”…

雪の只見線撮影、車スタック連発

31日(土)、断続的な降雪により区間運休が続く只見線だが、この日は会津若松~会津川口間で運行するとのことに現地へ向かった。道中の猪苗代湖周辺は吹雪に見舞われ、会津若松市内も除雪が間に合わないほどの積雪となっていた。 まずは大沼郡会津美里町米田字南地中甲の根岸駅を訪れた。田んぼ一面が雪に覆われるのを待っていたのだが、期待通りの積雪状況となっていた。併しその積雪で道路は極端に狭まっており、ちょっと脇…

大沼郡会津美里町「喜楽屋 神龍」

四年ぶりとなる会津高田駅前の「喜楽屋 神龍」。開店の11:30に合わせて暖簾を潜る。駐車場は駅左側の空き地を利用するルールだが、実際は駅前に車を停める客が大半のようだ。 駅を訪れれば否が応でも目に入る外観。昔々、撮影目的で駅を訪れた際、人影がないのに多くの車が停まっているのを不思議に思ったが、その正体がこの店であったと後々知る。 メニューはラーメン類と定食、そして中華料理ならではの一品料理やチャ…

相馬市沖の内「らーめん翔屋」

以前から噂を耳にしていた、相馬市沖の内の「らーめん翔屋」を初訪問。場所は相馬駅の裏手、県道394号相馬新地線から少し入った立地にある。 駐車場は10台分ほど。店内に待ち席はないが、入り口の右側を取り囲むように席が設置されている。開店が近付くにつれて待ち席が埋まると、店員がメニューを持ってオーダーを受け付けに現れた。客の多くは常連のようで、〇〇増しや少なめといった細かなカスタマイズがスムーズに行き…

冬色の海、長露光撮影の試行錯誤

24日(土)、厳しい寒さが続いている。かつてはこの程度の寒さは当たり前だった筈だが、やはり身に沁みる。私の住む地域に雪はないものの、只見線は区間によって運転見合わせが続いているようだ。そんな寒気の中、冬の色を湛えた海を求めて車を走らせた。 夜明け時、いつもは岩子字宝迫や同字長谷地の岩子漁港で撮っていたが、今回は初めて相馬市原釜尾浜に立ってみた。併しリサーチ不足が露呈、満潮のため海苔棚の多くが水面…

郡山市富久山町「手打ち中華 麺匠 ぜん」

郡山市富久山町、国道288号線沿い善宝池付近の住宅街に店を構える「手打ち中華 麺匠 ぜん」を一年ぶりに訪問。その間に何度か来てみたがその度に臨時休業中だった。 国道288号線の近くながら土地勘がないとちょっと分かり辛いかも知れない。駐車場は店舗周辺に九台のスペースがあるが、客席数に比較すると少なく昼時は車を停めるのに一苦労する。 白河ラーメンを提供する手打ち中華 麺匠 ぜん”は醤油が…