相馬市馬場野 ”井戸端よしお”

相馬市街から一本脇の県道121号線沿いにある井戸端よしお。冬季は道沿いの樹木が落葉し、田園地帯の真ん中といった感がある。かなり以前に食べたことがあるものの、どんな味だったかなどなど既に記憶は薄れている。

イメージするラーメン店とは掛け離れた店構えに、入っていいのかな‥と、一瞬戸惑う。メニューは醤油と味噌がメインとなり、他には季節限定品もある。

店内は二人席テーブル×ニ卓、四人席テーブル×四卓の他、二階席もあり明るくて綺麗だ。店名には酒の肴と中華そばとあり、飾り棚には日本酒などが置かれている。もしかして夜は居酒屋として営業するのか、その辺りはちょっと不明。

肉入り中華そば 大盛 @920円


メニューには煮干の香るあっさり醤油味と記されているが、配膳される前から煮干の香りが届きました。もしかして煮干の風味が強すぎるかと思いながらまずはスープを一口。すると煮干の味は程よく中和され、後になればなるほど気にならなくなる。つまり醤油とガラ、そして煮干のバランスが良いということだろうか。


甘口メンマが多く乗っており、肉入りという割りにチャーシューは三枚だった。そのチャーシューは肉厚ながら歯切れ良く味も染みている。併し肉入りということでチャーシューメンを連想するが、あくまでも肉入り中華そばであってチャーシューメンとは異なるということを理解しておいた方が良いかも知れない。

中太ストレート自家製手もみ麺。低加水で噛み応えがあり、ラーメンを食べているという感覚がある。スープの絡み具合もよく何処かいわき市小名浜の一力を連想した。ただ小麦の香りは気付かなかったが、全体的に美味しい一杯でありました。


相馬市馬場野字岩穴前202 月曜定休