普段着の只見線・・・後編

28日(日)、後編になります。本名での夏井川橋梁撮影後、大沼郡金山町大字水沼字沢西の第四只見川橋梁に戻ります。気温は2℃、橋梁沿いの樹木の雪はほぼ落ちて景観は優れません。

車両は夏井川橋梁で撮った上り426D、通過は08:52頃。景観が芳しくないので列車に寄った構図としたが、色合いもイマイチでupするには至りませんでした。


私は新設された水沼只見線ビュースポットより水沼橋上から撮ることが多いのだが、下画像のようにアーチや歩道の除雪作業が行われていました。この作業は頻繁に目にするのだが、確かに雪が降ってもライブカメラ上では積もっていないように見えていた。


雪景色を求め水沼只見線ビュースポットには多くの姿があった。確かに只見線と云えば各橋梁となりそれは何れも素晴らしい景観に間違いはない。併し以前も書いたが普段の何気ない場面や景観も只見線であり、そんな写真を撮ってみたいと常々思っている。

午前中最後の便は大沼郡金山町大字中川字荻付、会津中川駅の裏手から撮る。背景の山々の雪景色は良好だが、駅脇の桜は落雪している。また到着する425Dはデフォルト色のキハ110であり、雪景色に埋もれてしまわない画作りを考察する。


音サエ埋モル」~ F10・SS1/320・ISO200 ~


雪の中に白っぽい車体なので駅に停車する遠景ではなく、此方に近付いた様を撮ることにした。通り過ぎる09:35発の車内は半数近く座席が埋まっているように見えました。車内から手を振る人が多く私もそれに応えます。


午後からは只見方面へ向かう。積雪はさらに増え、会津横田駅から会津大塩駅間の只見線南側の道路は走行できませんでした。上画像は国道252号線沿いの大沼郡金山町大字滝沢字河前になり、車両は18分ほど遅れて15:16頃通過の上り430D。


初めて撮る場所なのだがリサーチ不足というか目の錯覚というか、通常イメージする脳内の蔵の大きさで車両の配置やフレーミングなどを行っていたところ、いざ車両が来てみれば想像と反比例する蔵の小ささに驚き全く画にならない。


下画像、道路向かいのご婦人が雪掻きを行っており、道路より高い玄関先から撮ってみたらと云われお邪魔してフレーミングしてみたが、私的には国道沿いからの方が好みだった。車を停めるにもあちこちの家で気安くOKして貰えるし、奥会津の方々は優しくて良いです。


先述したように積雪で撮影場所が限られてしまい、最後は大沼郡金山町大字越川字中屋敷の会津越川駅へ行ってみました。駅は雪に埋もれ、こんな景観の中に訪れる人間は私のようなもの好きだけかも知れません。430Dが遅れたので15:46発の下り427Dも20分ほど遅れて到着しました。乗客は1/3ほどでしょうか。私を見つけ車内から手を振るので応えました。


さて後編でupできる画像は一枚だけでした。雪に阻まれ予定する場所に行けない冬季は尚更こんなことが多い。でも視点を変えれば冬こそ普段着の只見線を撮るには適した季節かも知れず、頭の中では色々なことが浮かんでいます。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。