晩秋の奥会津・・・午前の部

11日(土)、急に寒くなりました。毎週のことだが撮りたいものがあり奥会津に向かいます。奥会津の夜明けは気温5℃を下回りそして小雨模様でした。夜明け前なので周囲の状況はよく分からないが落ち葉が道路上にかなり散乱しており、雨と相俟っていつもようにカーブに進入すると雪道のようにスリップします。そういえば昨日の只見線は車輪空転により遅れが出ていたようだが、もしかして落ち葉が影響・原因なのだろうか。

撮りたかったのは大沼郡三島町大字早戸字小沢巻の早戸駅です。始発便の時間帯が暗くなり、駅に到着した列車の前照灯が周囲を照らす様子を撮る予定でした。併しながら生憎の雨で線路や木々が濡れて反射し「2020/11/15」に撮った画像とはまるで違います。


車両は同駅05:50発の上り422D。19:26発の434Dを撮る方法もあるのだが、今期葉が散る前に再TRY出来るか否か‥。画像の白矢印は路駐する車です。おそらく只見線と早戸駅を撮っているのだろうと思うが、手前には数台停めれる路肩があるのにこんなカーブに20分以上停めているのは如何なものだろうか。

続いて大沼郡三島町大字名入字上居平の第二野沢街道踏切へ向かいます。此処も当日の撮影予定でした。雨は止まず恰好はニット帽に襟巻と手袋と既に冬の出で立ちとなり、この雨と暗さがずっと撮影に影響する一日となりました。


秋霖の朝 ①」~ F8・SS1/160・ISO1000 ~


車両は約10分遅れて07:38頃通過の下り423D。踏切ギリギリに三脚を立てた構図になります。もうちょい絞りたいのだが周囲が暗く叶わなかったが、その暗さが反映してか妙にドラマチックな画像になったように思います。


423Dの通過後は進行先の会津宮下駅で交換し上り便がやって来ます。通常10分程の余裕があるものの、423Dが遅れたため間髪入れずジョイント音が聞こえてきました。下り方面に向きを変え、画像の第二只見川橋梁と柿の木を赤枠内に収めるイメージでいたのだが、画作りと露出設定を終える前の通過となりました。


「秋霖の朝 ②」~ F8・SS1/160・ISO800 ~


車両は07:40頃通過の上り424D。柿の実がボケています。ボケるならボケる、またはキッチリとした描写の何れかを選択したいところだが、設定・確認の時間がありませんでした。とはいえ暗いので絞ることは出来なかったかもだが、私的にはキッチリした描写の方が好みであり、色調も宜しくないので何れこれも撮り直しの予定です。柿の実は暫く落ちずに残るので再撮影は可能かも知れません。


次は河沼郡柳津町大字郷戸字居平の滝谷川橋梁です。何度も触れているように今年の紅葉は色付きが悪く、何時が最盛期だったなのか終焉なのかさっぱり分かりません。まずは下画像08:57頃通過の下り425Dを撮る。此処からの撮影は寄るか引くか毎回悩むのだが、紅葉の峡谷は寄って失敗だったような感じです。


残秋峡谷」~ F8・SS1/160・ISO400 ~


車両は425Dから約30分後に通過する上り426D。この画像は立ち位置をやや左に移動し引いてみました。雨霞で背景の山々ははっきりせずコントラスト及び色合いの補正を行いました。キハE120の緑のラインや黄色のドアが時として明るく、そして彩度が高く描写され補正を要することがありこの画像でも行っています。


午前の便を全て撮り終え午後からは最近のルーティンになる只見方面へ向かいます。何処で撮るかなどこの時点では全く決まっておらず、現場に到着してから決めるつもりでした。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。