二本松市油井 ”松楽食堂”

七月以来となる”松楽食堂”です。この数日、何故か煮込みかつ丼の口になっており、ちょうど昼時に店舗前を通るので迷うことなく訪問しました。

店舗は交通量の多い県道114号福島安達線沿いにあり、毎度のことながら昭和然とした古びた佇まいは此処に食堂があることさえ見逃してしまいそうです。

如何にも大衆食堂といった内容に顔が綻ぶ。豚汁定食やイカフライ定食に各種麺類、そして内容不明ながらイカ丼や焼肉丼などどれもこれも食べたい気分だ。メニューに記されているがライス量は多めです。なので少食の方は注文時に申し出た方が良いです。因みに私も通常は普通盛りで足ります。

店内も昭和そのもので照明は昔ながらの傘付きの蛍光灯です。客席は二人席テーブル×三卓、三人席テーブル×一卓、小上がり四人席×四卓となっており、コロナ過時のレイアウトと大きな変わりはなく、卓上のアクリル板が今も設置されています。

かつ丼 @980円


煮込みかつ丼は熱々の食べ物だけど、”松楽食堂”のかつ丼はぎゅうぎゅうに詰められたご飯が火傷しそうで一気に頬張ることが出来ません。こんな時は丼の蓋にカツを移動すれば食べ易いのかもだが、残念ながら蓋はありません。カツの衣はいつもようにカリッと芳ばしく、あっさりした味付けです。肉質は端の部分にやや筋っぽさが残るも全体的には柔らかいです。

”松楽食堂”のかつ丼を数度食べて気付くことは汁気の少なさでした。例えるならご飯を残さないようにカツと漬物の配分を考慮しながら食べるといった塩梅だ。よって私はいつも汁ダクで注文するのだが、そのライスへの沁み具合が絶妙で尚のこと美味いです。


毎回食べ終えた後に次回は別なものを注文しようと思うのだが、考えてみれば此処に来るのは先述したように煮込みかつ丼の口になっている時なので、店に入った途端にカツ丼+汁多めを注文しているのであります。


二本松市油井字田向35-5 日曜定休