雪のない師走の奥会津・・・午後の部

09日(土)、午後の部です。タイトルのように暖かい奥会津は、紅葉が散ってから初冬の景色がずっと続いているかのようです。2019年から2020年にかけ暖冬で雪が少なかったが、今年もそんな感じになるのかと思ったりします。

午後の一枚目は大沼郡金山町大字中川字中町で撮りました。車両は12:35頃通過の上り428D。以前より目星を付けていた民家裏だが、リサーチ不足というか考察不足でした。

続いて大沼郡金山町大字横田字山根で撮ります。「先月23日の撮影記」で細い木を伐採したと記したが、切り残しを再び伐採し車両通過を待ちます。問題は線路沿いには水路があり、下画像矢印部はその桝上にある落ち葉などを避けるための設置物だが、これが立ち位置を悩ませます。因みにこの水路には山々から湧き出た水が夏でも勢いよく流れています。


閉塞成冬」~ F10・SS1/500・ISO800 ~


車両は15:02頃通過の上り430D。色々と悩んだ結果、設置物脇の線路ギリギリに三脚をセットしました。イメージとしては遠くから近付くカーブ上の車両を撮りたかったのだが、↓動画でご覧頂けるようにカーブ上では車両が遠くかなり小さくなってしまいます。


従って通過直前の姿を選択した次第だが、仮にイメージ通りに撮るとなるとそれは線路上に立つしかないのかも知れません。暖かいとはいえこの時間の日陰となればヒヤヒヤした空気感です。タイトルの”そらさむくふゆとなる”の通り、寒々としたツートーンの空に冬を感じます。


最後は南会津郡只見町大字叶津字下稲田の叶津川橋梁です。叶津川と畑や国道252号線を跨ぐ全長372mの橋梁は様々な位置から撮影可能であり、今回は下画像の川岸に降りてみました。水は冬季ということもあり川底が見える透明で奇麗な流れでした。20年ほど前の写真誌にはこの叶津川やちょっと先の蒲生川など、夏になると橋梁上の列車に手を振りながらパンツ一丁で水遊びをする子供達の画像が載っていました。


夕 轟 op.2」~ F10・SS1/125・ISO800 ~


車両は16:14頃通過の下り427D。横構図で撮るか縦構図で撮るかを悩んだが、横構図だと間延びしてしまうので縦構図を選択しました。画像では車両がだいぶ後方にあるが、手前側の緑色の橋桁を通過する際、見上げているために車両フロント下部が隠れてしまいます。横構図だと構成上車両を手前に置く必要があり、縦構図を選択したのにはこれらの理由もありました。


傾きかけた太陽に照らされた夕焼雲が次々に流れて来ます。車両通過時に良い感じであれば云うこと無しだが、通過前に後の合成を考慮し数枚を撮っておきます。今回の画像は通過時のタイミングで現れた雲で合成は不要となりました。


夕刻の川岸でありながら日向ということもあり、日陰の430D撮影時より上着不要の暖かさだが、午前の部でも書いたように積もるような雪はいつになったら降るのだろうか。とは言っても雪など降らない方が良いに決まっているが、適度に降って欲しいと願っても雪国の方々に対してバチは当たらないだろう‥と、思う。


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