普段着の只見線・・・前編

28日(日)、先週は数日に渡り雪で会津川口駅~小出間駅が運転見合わせ、会津若松駅~会津川口駅間では遅れが生じた只見線だが、週末には寒波が抜け通常の運転に戻る。その土曜日に撮影に向かう予定であったが用事ができて日曜になった。尚、今回の記事は画像枚数が多いので前編と後編に分けてupします。

まずは先々週、降雪で撮れなかった大沼郡金山町大字川口字新町の会津川口駅の川向かいに行く。先々週は二両編成になる手前側の05:31発上り422Dと、一両の07:06発上り424Dが同レーンに並んでいたが、今回はいつものように上下線に停車していた。発車時刻の凡そ50分前になると暖機運転と点検が始まる。冬季の寒く暗い街中に照明が点り、ジーゼルの始動音が響く様は何度見ても何故か感極まるものがある。


この日の降り方は弱く撮影に支障はなかったが、何処でも同じように年々樹木が伸び以前の構図では撮れなくなっている。一昨年までは引いた画角で画像右の国道252号線、川口橋上の街路灯も撮り込んでいたものの、左右&下部に樹木が入り込むようになった。


起動する街」~ F14・SS30・ISO250 ~


中途で422Dがやや前方の左側に移動、後ろに停車している424Dが隠れてしまい構図を変更、且つ寄った画角とした。只見川の写り込みはこの時が一番良く次第に小波が立ち始める。私の立ち位置からホームまでは凡そ150m程あり駅員の話し声が耳に届きます。因みに撮影後この422Dをかねやまふれあい広場で見送ったところ、乗客は一人のようでした。


明るくなり会津川口駅に停車していた424Dを大沼郡金山町大字中川字居平で撮ります。私的定番構図となる場所ながら背景の樹木の積雪具合はイマイチだった。雪が降っても例年と異なるのは残ることなく融けてしまう。この画像は国道252号線から撮っているのだが、いつもなら除雪された雪壁で国道からこれらの家屋や線路は見えなくなる。


水沢腹堅」~ F8・SS1/160・ISO800 ~


車両は07:14頃通過。再開通以降、一両の車両が増えたが矢張りこの風景にしても二両編成の方が絵になると思う。特に冬季は暗くて始発便が撮れないので尚のことそう思う。それでも首都圏色の赤い車両だったら映えたかも‥などと想像するがこればかりは致し方ない。


続いて先々週も撮った夏井川橋梁へ向かう。上画像はその際と同じ大沼郡金山町大字本名字下新田だが、立ち位置は変わり金山町多目的体育施設御神楽館の脇にて上り便を。下画像は橋梁左側の民家裏になる大沼郡金山町大字本名字下村で下り便を撮る。


静寂ヲ尽ク op.2」~ F10・SS1/160・ISO250 ~


車両は07:57頃通過の上り426D。先々週の構図から右に寄った内容になり、どちらもどちらといった感じではあるが、背景の山々の処理は此方の方がまとめ易いように思う。住所は同じ金山町だが、会津川口駅からちょっとでも只見側に進むと雪景色は大きく変わる。


深 々」~ F10・SS1/320・ISO500 ~


車両は08:19頃通過の下り423D。本名駅から立ち位置まで除雪されており、その最先端に車を停める。数年前にロケハンしていたが、一両を撮るには適した場所かと思っていた。奥会津には空き家が多く、この家屋も人が住んでいるのか否かは不明。


撮影準備をしていると軽ワゴンがやって来る。二人+犬一匹乗車しており彼らはハンターでした。聞けば鹿・猪・山鳥などを獲るとのことだが、かんじきを履いて深い雪の中に入って行った。またこの一帯では雪が降るようになってから熊の目撃はないようだ。


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