色付く只見線沿線・・・午後の部

29日(日)、午後からは金山町横田方面へ向かいます。普通列車通過までは時間があり、第一橋梁で撮った只見線満喫号の折り返し便となる上りの9430Dを撮ります。撮った場所は大沼郡金山町大字滝沢字宮前の大塩第一踏切付近になります。

此処には案山子が置かれ再開通一周年を祝ってます。この案山子を遠くから初めて見た際、何で子供達が居るのだろうと思ったほどリアルでした。車両は13:10頃通過。この頃になると冷たい風が吹き車に積んである冬用のジャンバーを今季初めて着用しました。雨は降ったり止んだりする中、黒い雲の合間から陽光が射すなど冬の到来を感じる空模様です。

約二時間後、大沼郡金山町大字横田字上山根の第七只見川橋梁で普通列車を撮ります。そうなんです只見線撮影はこれ位の時間待ちは当たり前のことです。この橋梁は何度か撮り、いつも眺めているけどどうも苦手な被写体です。正面から撮るとイマイチ面白くない、画像のように撮ると赤矢印の築堤が気になるなど、構成がなかなか決まりません。


「霎時施」~ F10・SS1/320・ISO640 ~


車両は15:00頃通過の上り430D。雨曇りということもあるがだいぶ暗くなりました。従って「一番列車がやって来る」と同様に無理に明るくというより暗めに撮りました。この先日が短くなり太陽が出ていれば左側から陽光が射すかも知れないと想像するが、天候を考量しながら次回再TRYしたいと思います。今回は取り敢えずupするが矢張り何かが足りず、タイトルさえなかなか浮かびませんでした。


最後は大沼郡金山町大字横田字上山根の山中踏切で撮りました。画像のように踏切ギリギリに三脚を立てました。430D撮影時の雨雲は残るも東側の空はやや赤みを帯びてきました。因みに案山子と第七橋梁、そしてこの場所は僅か数百メートル範囲の線路沿いです。


構図を整え待機していると、線路脇の道に犬の散歩をする男女がやって来たのですかさず撮ります。その理由は後の合成を念頭にイメージした結果だが、撮影地に最低でも一時間前に入りたいというのはこういったことがあるからです。つまり鉄道写真は列車通過時の景観が全てでありその前後に何かがあってもどうにもなりません。従って雲の流れや霧の状況などなどレイヤー合成目的で撮っておきます。


霜始降」~ F9・SS1/250・ISO1000・Composite Photo ~


車両は15:53頃通過の下り427D。矢張り日は徐々に短くなっています。ISO感度をここまで上げたことは最近無かった。朝に第七及び第四橋梁で撮った首都圏色の車両が会津若松から折り返して来ました。ラッピング列車が増え確認し易くなったというか、数時間前に見た撮った車両がまた目の前を過ぎると長い距離をご苦労さんと何やら愛しいような心情になります。


さて以前も書いたが合成と聞くと怪訝な顔をする方が多いのは確かだ。併しながら個人の趣味の範囲で行っていることであり、この画像は合成だと前もって記載しているし臆するというか躊躇することは全くないです。


所で前回の撮影記で記した浚渫船だが疑問が起こります。というのも只見川は点在する各ダムにより船の往来は出来ない。つまりこの浚渫船は何処からやってきて何処に行くのだろうか。第八只見川橋梁向かい電源開発田子倉電力所の施設では一年を通して見掛けるが、もしかすると車で運ぶのかな‥などと考えていると春日三球・照代じゃないが夜も眠れません。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。