逆光を制する者は...

02日(土)、先週に続き相馬へ行きました。昔読んだカメラ誌に”逆光を制する者は写真を制す
”といった件があったけど、意図した訳ではないが逆光というより太陽そのものの撮影になった一日でした。とはいえ写真を制するには程遠い内容ばかりになっています。

まずは相馬市岩子字長谷地の岩子漁港です。この日は岩子漁港から他に動かずに撮る予定でした。晴れの天気予報に日の出を期待したのだが、毎度のように水平線上の雲に邪魔され今回もダメでした。従って日の出を意識しない撮影に専念します。


「黎 明」~ F10・SS1/2.5・ISO200 ~


Blue Lagoon op.1」~ F8・SS10・ISO250 ~


Blue Lagoon op.2」~ F10・SS1/5・ISO100 ~


三枚とも太陽が昇る前の暗い時間帯ということもあり、フィルター類は使っていません。東日本大震災以降、この辺りでも護岸工事が行われ現在は終了している。「黎 明」を撮った場所も工事前は原風景がまだ残っていました。「2017/12/09」の景観です。


先週は釣り人がおらず船の出港はなかったが、この日は暗い内から車がやってきて賑わっていました。タイトルのように蒼い時間帯はそう長くなく、船が動き出すと海面が波立つのでそれ以前に撮るようにしています。個人的に松川浦が好きな一番の理由は汽水湖ということだが、穏やかな海面で海苔棚などを長露光で撮る上で最適だし、穏やか故に時として靄が流れたり色々な現象を見ることが出来る。


延 竚」~ F14・SS1/640・ISO200 ~


逆光撮影だが大失態でした。最近レンズの清掃を怠りフレアが大発生しました。この画像を撮った時点では気付かなかったのだが、次の撮影地でフレアが発生していることが分かりその時にレンズ清掃を行いました。


この画像はフレアを一つ一つ補正してみたが太陽周辺はどうも上手く行きません。併しながら海面にも光芒が写りボツにするのは惜しいとupしました。此処に来ると同じ位置に停泊している二艘。動くことがあるのか否かそんなタイトルにしました。


相馬から南下、今回はなるべく海沿いの道を使います。画像は南相馬市鹿島区南海老字竹ノ内前、県道74号線沿いにある万葉の里風力発電所です。此処は何度も通っているけれど、太陽が良い場所にあり車を停めました。↓にJAふくしま未来のドローン動画を貼りました。


冬日和」~ F14・SS1/800・ISO200 ~


先述したようにレンズの清掃を行い、且つ陽光の入射角度の違いもあってフレアの発生は僅かでした。風力発電撮影の際に毎度書いているが、ブレードがY字状態だとタワーと重なって見栄えが悪く、その位置を避けて撮るようにしています。


撮影後は双葉郡富岡町の小良ケ浜、いわき市平沼ノ内の中田横穴古墳などを周りいわき市へ向かうのだがそれらは「別記事」にします。いわき市では夕方の撮影になり、それ迄の時間潰しが毎回の課題。先週と違いこの日は暖かく各海岸を散策していました。

夕方は画像のいわき市泉町下川字大畑のいわきサンマリーナで撮ります。夏の暑い日などは陸橋下の駐車場が日陰になり、加えて海風が吹き幾らかは涼しい場所です。撮影としては五年ぶりとなり、下画像のウミウの繁殖地である照島を被写体にする予定。


黄昏募ル」~ F14・SS1/160・ISO200 ~


海岸と落陽の位置などから構成を変えました。その結果として照島が小さくなっています。此処でも逆光撮影となるものの太陽が雲に遮られ残念でした。私的に照島は鬼ヶ島のようなイメージがありそんな内容で撮ってみたかったのだが、また何れの機会にtryします。


このいわきサンマリーナだが冬季は16:30で閉鎖されます。五年前はそれを知らずゲートが閉じられてしまいかなり焦りました。その顛末は「2018/12/15」の記事に記載されています。


夜はいわき市小名浜字渚で工場夜景です。この角度から撮るのは数年ぶりとなり、なかなか思うような内容になりませんでした。更に排煙量が少なく風で流され良い形状になりません。一旦撤収後、再度機材をセットするなど粘ってみたが遂には根負けしました。


いつもの只見線の撮影を異なり撮影枚数が多くなります。人によってはそれ程ではないかもだが一日で250枚となりました。それらを全て保存することはなく選別して残ったのは20枚です。全て保存したのでは容量が大変なことになってしまうが、言い換えれば下手な鉄砲・・・の格言通りの撮影になってしまっているようだ。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。