安達郡大玉村 杉田川のホタル

26日(水)、季節柄ホタルを撮りに行こうと思いつつ、梅雨寒となり二の足を踏んでいた次第だが、車だと三分程で着く安達郡大玉村大山字象目田の杉田川へ行く。杉田川の上流、安達郡大玉村玉井には山岳修行道場”遠藤ケ滝不動尊”があり、杉田川を挟んだ北側は二本松市舘野となる。

先述したように寒さとやや時期遅しとなり、昨年と比べ少ない‥と、散歩していた近所の方より聞いた。併しながら今回はホタル撮影に加え、背景となる東北自動車道を行き交う光跡を構図に入れる思惑があった。

当然のことだがホタル撮影の露光時間で光跡を撮れば上記画像のようになり、これらを合成、重ねれば更に見苦しい。

そこでHALF NDのフォルダーを使い、黒い厚紙で光跡部を遮る。方法はホタル撮影のセオリー通り明るい時間帯に元画像を撮り、それから厚紙を設置し飛び交うホタルを待つ。


「夜に急ぐ空の訳」~ F6.3・SS30~336.4・ISO200/500・9 Composite Photo ~


9枚を合成、ソフトはいつもの「比較明合成フリーソフト SiriusComp」を使用。厚紙で遮った箇所、特に奥の大きな樹木に明暗差などが生じ修正するが、例えば短冊状にするなどなど紙の形状を色々と試行錯誤するのも面白いかも知れない。


鬼 火」~ F8・SS5・ISO500 ~


20:00に光り始め21:00には見えなくなるという、ゲンジボタルの生態通りの様にちょっと驚きながら、川の奥を望遠で探ってみる。たまたまというのか偶然というのか、一匹だけが浮遊する姿を撮ることができた。


夏のホタル撮影、アンプノイズを考慮しWBは4000k近辺で撮ることが多い。更に同じ色調である周囲の草々などに埋もれないよう、ホタルの光は彩度を+補正するなどを行っているのだが、長露光+合成による草木のブレは如何ともし難い。


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