冷たい雨降る塩屋崎の夜明けと賽の河原

08日(日)、雨の天気予報だが、面白そうな雲の出現を期待しいわき市平薄磯字宿崎の塩屋崎灯台へ行く。暗い内に到着、次第に雨が降り出し風は強くそして寒い。

この日の満潮は04:02、風が強いので波が押し寄せ海岸に降りることは諦め、在り来たりの構図となってしまった。撮影時間は05:47、東の空が明るくなる気配はなく、蒼くて寒々とした夜明けだった。


「蒼い序曲」~ F8・SS30・ISO320・C-PL+ND100 ~


朝夕の海の撮影、私はND100を使うことが多い。当然ながらそれはND100に適した時間帯であり、明るければND400、暗ければND16などを使い分ける。先に書いたように今回は特筆するほどの構図ではなく、暗めの露出、且つ寒々しい色温度による設定とした。現像は海面のコントラスト、並びに海岸周辺の明度をやや+補正する。


撮影後、次第に雨足が強くなり撤収、帰路の途中すぐ近くとなるいわき市平薄磯字北ノ作の賽の河原に寄るが、洞窟は立ち入り禁止となっており入り口に置かれた石仏は無くなったいた。よくよく眺めてみると赤丸部分に石仏が見え、まだ整備されていない道を進み赤丸部の高台に行ってみる。

賽の河原については「17/10/09」の記事を参照にだが、ボランティアにより運び出されながらその後はそのまま洞窟入り口に置きっ放しとなり、見るに見かね石仏をこの高台に移動したようだ。因みに移動や私有地である高台の整備などは全て個人の負担であり、プレハブ家屋ながら軽食・コーヒーの店舗が設置されていた。

新賽の河原‥といって良いのだろうか、その高台から眺める沼ノ内漁港。ちょっと写欲をそそる眺めもありだが、降雨のため次の機会に向け構想を練る。

こちらはいわき市平豊間合磯の二見ヶ浦。長らくかさ上げ工事が行われ立ち入り禁止となっていたが、既にその工事は終わっていた。併し近くに駐車場がないので注意が必要。この場所は震災直後に撮ったことがあるが、賽の河原と同様に今後イメージを構築したい。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。