双葉郡楢葉町 ”豚壱”


東日本大震災に於ける福島第一原子力発電所の事故後、富岡町は全域が避難指示の対象となり、同町で明治元年に創業にされた”うなぎの押田”は廃業に追い込まれるが、残るレシピから秘伝のタレを復活させ2013年に楢葉町で豚丼屋として再スタートする。

予てより寄ってみようと思いつつタイミングが合わず今になった次第だが、うなぎのタレを使った豚丼に興味津々であります。11:00には既に営業しており、後に調べてみれば09:00開店とのことだった。

食券方式になり豚丼の他にチャーハンややきそば、そしてから揚げなどがあり、初めてなので迷いが生じる。一見するとやや高そうな印象を受ける豚丼だが、果たしてその内容は如何なるものだろうか。

店内は明るく広々としており、中央のU字型カウンター27席と小上がり四人席×四卓となり、テーブル席は設置されていない。因みに全てセルフサービスの形態になる。

秘伝のタレ豚丼・大 @1.200円


内容及び量が一切分からず上記を注文したが、かなり大きめの丼で目方もあります。それにしてもこの肉々しいビジュアルとタレの香りが何とも言えず早速肉を一口。すると甘めのウナギのタレと香ばしく焼かれた豚の旨味がとても良い。併しながら肉が硬く、次々に口に運ぶといったシチュエーションにはならず、豚丼の私的イメージであるガッツリ頬張るといった感覚にはならなかった。更にポロポロした食感のご飯が気になる。


量的には十分であり、大盛り好きの私でも肉を三枚ほど家人に分ける。従って腹具合にも寄るが、次回はノーマルな秘伝のタレ豚丼でも良いと思う。総体的には土曜の昼時ながら来客は疎らであったように、全てセルフサービスということも考量しややお高い食べ物だと感じた。


双葉郡楢葉町大字山田岡字大堤入7-1 年末年始休み