二本松市本町 ”白河手打ち中華そば せいじゅ”

三ヶ月ぶりとなる”白河手打ち中華そば せいじゅ”です。昨年12月、二本松市内にオープンした同店だが、情報誌「CJ Monmo」によれば・・・「いつか自分の店を出すなら、白河ラーメンで」と心に決めていた渡邉さんが念願の店”白河手打ち中華そば せいじゅ”をオープンさせた。店名の通り麺は自家製の手打ち。2種の小麦粉をブレンドし混ぜ合わせ、捏ね青竹打ちで仕上げる。やや細めの中太縮れ麺は、食べると口の中でぷるぷると弾むよう。


麺に絡むスープもこだわりが凝縮。7種の豚ガラ・鶏ガラをミックスさせてだしをとっているので、まろやかながら深い味わいが楽しめる・・・と、個人的にも白河ラーメンがマストなので期待度が高まります。

この店舗は以前居酒屋チェーン店が入っていたと思います。駐車場は裏にあるのだが、狭いので満車時に大きい車が隣に停まると出入りがやや厄介かも知れません。

メニューは醤油と味噌の二本立てとなります。他には小丼のご飯ものもあり。寿を冠したラーメンもあるが、価格からしてどんな内容なのか興味が湧きます。食券方式となり、毎度のことだが初めての店は後ろに人が並ぶと気を揉んでしまいます。

店内は二人席テーブル×七卓、四~六人席テーブル×二卓。もしかするとコロナが収まり次第、中央に二人席が並ぶレイアウトは四人席などに変わるかも知れない。

チャーシュー麺 @1.150円+大盛り @200円


毎度のチャーシュー麺大盛りです。白河ラーメン然としたビジュアル‥と、思いきや、前回と異なり手前側に大ぶりなチャーシューが二枚乗ってます。それは中央のかぶり肉をも凌ぐ大きさと存在感です。


そんなビジュアルを他所にまずはスープを啜れば、ややしょっぱさが残る口当たりの中に豚や鶏ガラの風味が際立ちます。前回も記したがやや油っこさもありながら、あっさりスッキリとキレがあって鼻から抜けるような後味且つ旨味を感じます。

麺は白河ラーメンとしてはやや太めであり、そしてそれは歯茎で食べるような白河ラーメン特有のピロピロ感はなく、しっかりと噛んで味わう麺だがこれはこれで美味いです。


さて先に記した大きいチャーシューはバラ肉のようです。全体的に今回は白河ラーメン特有のスモーキーな香りが感じられず、その中でもモモだけは噛むと炙った風味が口内に広がるといった感じでした。


総じてスープの濃さや麺の食感などなど、本来の白河ラーメンとしてはやや異なるかもだが、例えば喜多方ラーメンも店舗毎に違いがありそれはそれで構わないし、尚のことオリジナルティーを求めた一杯にもとても興味があります。


二本松市本町1-218 月曜定休