東白川郡塙町 ”手打中華 じゃずめん”

気が付くと前回の訪問からちょうど二年となる”手打中華 じゃずめん”。店舗前の駐車場は車が一台だけ停まっていたが、入店すると多くの人が座っていた。

一風変わった店名だが店主は以前ジャズ・シンガーであり、壁メニュー周辺には褪せた金管楽器が飾れており、BGMは勿論ジャズです。メニューは醤油ラーメンの種のみ、気が付けばメニューからライス・及び半ライスが消えていた。

店内は二人席テーブル×ニ卓、小上がり四人席×三卓、カウンター五席。テーブル側にはなぜか衝立があり、テーブルに座ってしまうと店内が見渡せず、目に入るのは厨房のみ。

サービスで提供される鶏ガラ。ネギと濃い目のラーメンスープがかけらている。その日によってしつこかったりあさっりしたりと味は様々だが、今回は後者で結構食べ尽くす。因みにガラなので食べるというよりしゃぶるといった感覚です。

手打中華(ラーメン) @660円+大盛り @150円


麺の少なさがネックだったので今回は手打中華の大盛りをオーダー、そしてスープを一口啜ると味が大きく変わっていることに気付く。以前は鶏ガラベースのあっさりしたスープに魚系の風味をふっと感じる味わいであったが、鶏の味が前面に出てくどさを感じる。もしかしたラーメンを食べる前の鶏ガラが影響しているのかと思ったが、それとは矢張り異なりスープ自体にトロッとした印象が残る。

麺も以前の白河ラーメン特有の柔らい食感と大きく異なり、モチモチした歯応えのあるものになっていた。太さやちぢれ具合は変わりないように見えるが、スープと相俟って陽気に因るものなのかそれとも進化なのか、後日食べてみないと分からないことだ。


チャーシューはチャーシューメン同様のモモ肉だが、小ぶりのものが三枚乗っている。ただ適度な歯応えなど昔ながらのチャーシューで良い感じなのだが、味が染み渡っていないというか、業務用に準じたものに思えてしまうのが残念だった。


東白川郡塙町大字塙字大町2-34-1 月曜 第二木曜定休