黄金色の田んぼと只見線・・・午前の部

23日(土)、おそらく今秋最後となる黄金色の田んぼと只見線の撮影に行く。午前中は会津美里町、午後は金山町横田方面の撮影となり、今回の撮影記は午前と午後の部に分けてupします。

まずは毎秋撮っている大沼郡会津美里町鶴野辺字押切甲の桧ノ目踏切り周辺です。画像の矢印間を走行する始発便を望遠で切り取るのだが、昨年初めて撮った構成になります。併し今年はソバの数が少なく、更にはあまり手入れされていないのか荒れた様子になっていました。


「秋霖の朝」~ F10・SS1/250・ISO640 ~


車両は06:30頃通過の下り423D、夜からの雨脚が残るこの日を選びました。というのも背景の山々に霧が掛かることを願ってのことです。その霧の形状で画角を決めるのだが、少なめなので背景の山々はあまり撮り込まない構図としました。


昨年撮った画像では背景の街並みも霧に覆われ良い景観になったのだが、こればかりは致し方ありません。ちょっと残念だったのは一両編成の車両です。土日でも423Dは二両だと思っていたのだがそういえば先々週も一両だった‥と、期待外れとなりました。


続いて06:55頃通過の上り422Dを撮るため下り側に向きを変えます。この日は朝から厚雲に遮られ陽光が刺さないが、形状にも寄るが個人的には好きな空模様です。


秋空は鈍色にして」~ F10・SS1/320・ISO640 ~


近付いてくる列車は二両目が首都圏色のような柿色で「あれっ」っと声が出ました。一両目の花柄などのラッピングが施されたキハE120は「沿線の四季をイメージ、只見線ラッピング車両」の記事を読んでいたけれど、赤い車両の正体がその時は分かりませんでした。


次の下り便を何処で撮るかあちこち見て回るが、もしかしてこの赤い車両は折り返しで下り便になる可能性大と推測し、423Dを撮った立ち位置に戻りました。


蚯蚓鳴く ①」~ F10・SS1/320・ISO500 ~


蚯蚓鳴く ②」~ F10・SS1/320・ISO500 ~


08:05頃通過の下り425Dは推測通りに赤い車両でした。①は山霧が垂れ込め423D撮影時より寄った構図になっています。①を撮った後に雲台を左ターンし傾きと画角、そしてピントを合わせて②を撮りました。画像を拡大してみると赤い車両はキハ110-135でした。


帰宅後、早速検索すると「JR東日本 只見線のキハ110系に「首都圏色」復刻塗装9月運用開始」との記事が‥。これは粋な計らいだと思った次第だが、クラシカルな車体であるキハ110に首都圏色は違和感なく合ってます。そして以前も書いたように車両のバリエーションが増えて次はどんな車両かやって来るのか楽しみが増えました。拡大して気付いたのだが乗客はそこそこ乗っているようです。そして窓際のマスク姿のご老人たち、全員私の方を見てます。


どこか遠くへ」~ F10・SS1/320・ISO500 ~


次はちょっと根岸駅側となる、大沼郡会津美里町米田伍姓部から08:35頃通過の上り424Dを撮ります。この便は一両編成と知っているので真横から撮ってみようと思いました。やって来たのはキハE120のラッピング車両でした。話しは前後するが、この日の撮影では何故かデフォルトのキハ110を見ることがありませんでした。


黄金色の田んぼに郷愁感のある車体色が良いです。何度も書いてるけどキハE120のスモーク窓、そして窓枠の色が何とかなれば尚のこと違和感が薄れると思う。


午前中最後の便を何処で撮るか、雀林踏切りの近くにはソバ畑があるのだが、これがなかなか思うように行かず大沼郡会津美里町寺崎宮ノ前、寺崎稲荷神社周辺にしました。右の杉木立が寺崎稲荷神社になります。空模様は繰り返すが私的に最適な表情です。


雷乃収声」~ F10・SS1/320・ISO640 ~


車両は10:10頃通過の上り426Dです。こうして列車を撮る際、気になるのは線路沿いの標識や鉄道施設です。遠くから見ると線路の向こう側なのか此方側なのか判断できず、撮った後で車体に被っていることに気付きます。この画像では左側に踏切りがあり、その他電柱などを避けるべく車両を右側に置きました。


午前の部は以上になります。会津坂下町内で買い物や給油を済ませ、柳津町で昼食を摂った後に奥会津へ向かいます。それしても急に涼しくなりました。ついこの間まで暑さでクラクラしながら撮影を行っていたことが嘘のようです。


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