雲 台

昔々、何かで読んだのだが、三脚は一生ものなので良いものを選ぼうという件があった。だけどこれって大嘘というか、各部のガタやパーツの磨耗が生じ使い続けるには当然メンテや部品交換が必要になる。つまりメーカーの部品供給が終われば一生使い続けることなど出来ない。
従って私にとって三脚は消耗品の類になる訳だが、それでも出来る限り長く使いたいのでパーツを取り寄せて交換を行っている。一昨年は脚部の伸縮に関わるパーツに磨耗や欠けが生じメーカーより取り寄せた。

今回は自分也にメンテは行っているものの、ガタ付きが大きくなって来た雲台を交換することにした。実をいうとガタ付きが大きくなったとはいえまだまだ使える状態であるのだが、交換する理由として縦構図で撮る際、重いレンズを装着した際の俯角などなどカメラの重さを左手で支えながら構図を決めるのが億劫になってしまい、ちょっと楽できるものをと目星を付けていた。


購入した雲台は画像の「Manfrotto X-PRO 3ウェイ雲台クイックリリースプレート付き MHXPRO-3W」。使用する脚部がSLIKの1/4ネジなので 、「エツミ ネジアダプター LE-524」も同時購入し3/8ネジに変換する。風景が主体なので選択肢は当然ながら3ウェイ雲台となり、操作性を重視しギア式雲台も考慮したのだが高価、且つ重いということでフリクションコントロールを採用した本製品を選んだ。


フリクションコントロールは動作に抵抗があり、カメラの自重で一気に傾くことを避ける、ギア式雲台に劣るが微妙な構図を容易に決めるなどの利点があるが、この機能が永年劣化せずに使えるのか否か、そしてまずはその使用感などを後ほどUpしたいと思っている。