いわき市常磐 梅林寺+etc

東日本大震災から七年となる昨日、家人を伴いいわき市へ行った。個人的にはこの数週間ずっと撮影で来ていたのだが、あちこちの海岸や四ツ倉の道の駅などを周る。併し以前と比べ海の近くで行われる慰霊祭は減っているのか、豊間漁港で見かけたに留まる。


さてこの日は先週ロケハンで訪れたいわき市常磐水野谷町千代鶴の梅林寺、そして同様にいわき市泉町下川字大畑のいわきサンマリーナから眺める照島の二箇所を撮影。

一昨年から三年続けて訪れる梅林寺、今年の冬は寒く例年と比較し花の状態は一ヶ月ほど遅いように思う。加えてこれから咲く花、散り始めた花とその差が大きかった。

・・・今頃になるとTV局や新聞の取材、そして見物の人も増えて来る。普段は彼岸や法事、そしてお盆くらいしか行かない寺だが、それ以外でも人々が訪問することを思い作業を行っている・・・と、昨年住職と話した会話が思い出され、その植樹や手入れが齢を重ね徐々に難しくなってきたとのことだった。


梅のにほひにめぐりくる」~ F10・SS1/8・ISO200・C-PL ~


一昨年の構図及びタイトルを踏襲、C-PLで瓦屋根とガラスの反射を抑える。紅梅以外をアンダー補正する。


市内には東北地方の梅の名所として知られる平山崎字梅福山の「専称寺」がある。境内には約500本の梅があり見事な景観になるが、東日本大震災により破損した寺社の大改修が終わっておらず、花は咲き始めといった塩梅だった。

先週も撮影を行ったいわきサンマリーナから眺める照島。天気予報では晴天であったが見事に外れ上画像のような有り様。それでも夕刻近くになると太陽が射し込んできた。


「春 潮」~ F10・SS1.3・ISO200・C-PL+ND100 ~


厚く覆われた雲の一部から陽が射し込み、なかなかお目に掛かれない光景だった。肉眼ではこれ程までに明暗の差は見えないが、どうレタッチするかと思案しながら今になって画像の存在を思い出した。


結果として光芒の明るさは残しその他の明るさを-補正、波の白トビを抑え全体的な色合いをややブルー系に補正。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。