喜多方市字一本木 ”源来軒”

喜多方ラーメンの元祖と云われる源来軒。店名に中国料理と記載されたり、店構えが中華風だったりと喜多方ラーメンのイメージとは異なるが、その理由はぐるっと会津の「サイト」に記載されている。


・・・源来軒は喜多方ラーメンの元祖と言われている老舗。大正末期に中国から日本へやってきた祖父藩欽星氏が開いた屋台が、源来軒の始まりです。それから何十年経っても、当時の作り方・味を守っっています。


麺、餃子の皮や餡も、すべて手打ち・手作り。基本を大切にし、熟練の技で作りこみます。喜多方ラーメンの元祖、源来軒のラーメンを是非ご賞味ください・・・


ということで今回初訪問。メニューは至ってシンプルながら、水そば(どんぶり冷やし)というのが気になる。果たして冷やし中華的なものなのか否かは分からないが、夏季限定メニューという訳でもないようだ。


店内は四人席テーブル×七卓、予約可能な二階席もあるが、席数は不明。入店の際、駐車場に車が停まっておらず、空いてるかと思いきや観光客は歩いて来ることが多く、それ也に混んでおり客足の途絶えることは無かった。


チャーシューメン @800円+大盛り@200円


見るからに喜多方ラーメンを思わせるビジュアル。普通盛りのチャーシューメンで800円とお手頃な価格だが、これは肉の部位に拠るものかと推測する。つまり使われている肉は肩ロースであり、スープの染み込み具合や食感がイマイチであった。


豚骨、鶏ガラ、野菜に煮干からなるスープはラーメンそのものの味わいながら、コクというか深みが希薄という印象。化調などを使っていない故かも知れないが、最後まで煮干の味が尾を引いた。


手打ち中太チヂレ麺は良かったです。噛み応えは柔らかいながら多加水麺特有のぷりぷり感に加え、つるつると口内で滑りスープの絡み具合もバッチリ。また大盛りは麺が倍になるのか、丼も大きくなり満腹となる。


さてこんなことを書くと顰蹙を買ってしまいそうだが、喜多方ラーメンはそんなに美味いものなのだろうか、遠くから訪れ並んでまでして食べる内容なのだろうか。個人的な考えの範疇だが美味いラーメンは他にも沢山あり、全国的に有名になった今、ブランドのみの先行・名前負けなどにならなければ良いと思ってる。


喜多方市字一本木上7745番地 火曜定休