大沼郡昭和村 ”村の駅 味楽”

ちょうど二年ぶりとなる”村の駅 味楽”、久々にあっさりラーメンが食べたくなり行ってみる。酒類と食料品を営む傍らのいつも食堂は明るい雰囲気だ。

さっぱり田舎らーめん、ピリ辛みそらーめん、特性味楽なんこつらーめん、そしてでっけ~田舎おにぎり(梅・こんぶ・焼しょうゆ・焼みそ)と至ってシンプルなメニュー。

店内は四人席テーブル×一卓、六人席テーブル×一卓、カウンター四席からなり、酒類及び食料品の陳列棚との区分けはない。

さっぱり田舎らーめん @500円+大盛り @100円


スープは実にサッパリした味わいであり、些か物足りなさもあるがワンコインで食べるラーメンとしてはコスパが非常に高い。いつも自家製の漬け物が添えられるが、これが適度なしょっぱさで美味しいです。

中太のやや縮れ麺。黄色くて多加水系の製麺なのか、ツルツルとした食感がありあっさりスープと相俟ってストレスなく喉を通る。

でっけ~田舎おにぎり 焼しょうゆ @200円


通常タイプと焼きタイプが同値段というのがちょっと不思議。因みに焼きタイプは時間がかかります。かなり熱いので箸で食べるようになるが、醤油の染み具合と焼き加減がとても良く、家でも作るけどこんな風にはならない。気になる大きさはコンビニおにぎりの二倍弱といったところか。


さておにぎりの脇にある味噌漬、これが良いです。田舎の消防団を経験した方なら分かるかもだが、火災の際の炊き出しと味噌漬けの味が忘れられない。急いで炊いた米には芯があり、塩をまぶしたかどうか分からないようなご飯の塊は火事の燻したような匂いが混ざり合い、そして自家製の味噌漬けのマッチングが夜を徹した空腹には何ともいえない満足感があったものだ。


大沼郡昭和村大字下中津川字沖966 木曜定休