郡山市日和田町 ”白河手打中華そば ヱビスヤ”

五年ぶりとなる”白河手打中華そば ヱビスヤ”です。昔々、田畑だった頃の面影はない字千峯坦周辺。そんな住宅街の中に広々とした駐車場とラーメン店とは思えない店舗を構える。

近くでの用事を済ませ開店五分前に到着。入り口にある販売機で食券を買って待機していると、平日ながら次第にお客さんが集まり出しました。

食券を買う際に気付いたのだが、大分お高くなったなと思いました。五年前のチャーシュー麺は980円でしたが、この五年で370円のupはかなり大きく感じる。

店内もラーメン店らしからぬ雰囲気です。中央のカウンター席や天上の吹き抜けは白河のとら食堂がモチーフか。客席は四人席テーブル×四卓、小上がり六人席×四卓、カウンター十二席。以前あった二人席は見当たりませんでした。

チャーシュー麺 @1.350円+大盛り @270円


琥珀色のスープと三種の炙りチャーシューは白河ラーメンそのものです。そしてその特徴でもあるやや多めの油膜だが、スープを啜ればキレの良い醤油の風味と相俟って次第に口内で中和されます。この中和という表現、無化調故のスッと体内に沁み込むような感覚です。


ただチャーシューは期待する程ではなかったというか、炙りの香りが薄く凝縮された脂の旨味や風味がイマイチで物足りなさが残ります。またシナチクも特筆するようなものではありませんでした。

見るからに美味そうな中太縮れ麺ですが、これは確かに良いです。白河ラーメン特有のピロピロ感を残しながら適度は噛み応えがあります。


さて冒頭で価格について触れたが、例としてこの数か月内で食べたご近所の白河ラーメン店二店の価格を記載してみます。


◎郡山市熱海町”麺屋 正遊” チャーシュー麺 @1.000円 大盛り @170円
◎二本松市本町”白河手打ち中華そば せいじゅ” チャーシュー麺 @1.150円 大盛り @200円


価格方面から判断するのはどうかと思うが、私の舌では何れの店も大差ありません。その点からすると”白河手打中華そば ヱビスヤ”はちょっと高いというか、コスパは芳しくありません。私的に食べたいものや味自体が主な選択肢ですが、そこにプラスして当然価格も加わります。となればこの先ちょっと足が遠のくようになるかも知れません。


郡山市日和田町字千峯坦61-1 火曜定休