郡山市熱海町 ”麺屋 正遊”

・・・一杯のラーメンと”正”面から向かい合い、”遊”のこころとまごころ込めて、明日へ繋がる元気になる一杯を・・・と、いうことで昨年の九月以来となる”麺屋 正遊”です。

開店前に一番乗りしました。列は成さなかったもの変わらぬ人気ぶりで、平日ながら開店と同時に席が埋まって行きます。因みに休日に同店前を通るとかなり混雑しております。

醤油が基本メニューです。味噌や塩も揃えた白河ラーメン店もあるが、果たしてどうなだろうか、個人的には醤油しか頼まないかなぁ‥。尚、昨秋からの値上げには至ってないようです。

2020年の春に内外装ともリフォームされ、茶と白をベースに清潔感に溢れる店内となりました。客席はテーブル四人席×三卓、小上がり四人席×三卓、カウンター五席。店内では料理以外の撮影が禁止となったようです。従って上画像は前回訪問時のものです。

チャーシュー麺 大盛 @1.170円


今回も迷わずチャーシュー麺を注文。ビジュアルは暖簾分けされた白河市”とらや食堂”を踏襲し、薄っすらと脂が浮かぶ黄金色スープが如何にも美味そうな気配を漂わせます。


まずはそのスープを一口、とても優しく鶏の風味が口内に広がる。ガツンと来る味覚は皆無なのだがこれは無化調故の味で、後からジワッと美味さが身体に沁みてきます。言い換えると濃い味に慣れていると最初は物足りなく感じるかも知れないが、実直過ぎるくらいに以前と変わらぬ風味はとても安心できる一杯です。


チャーシューはモモとバラ、そしてカブリからなり、燻した香りと噛めば染み出す脂の相乗効果は矢張り素晴らしい。以前はちょっと薄味かなと思ったこともあったが、適度な味の染み具合いと変わらぬ肉々しさが美味かった。

もしかすると”正遊”の麺は白河ラーメン特有のピロピロ感はないのかも知れない。併しながら固くもなく柔らかくもなく、噛み応えがちょうど良くズルズルと喉元を過ぎて行きます。


所で時が過ぎ味が変わっている店がある。もしかして自分の口のせいもあるとは思うが、それは良い方にではなくその反対のことが多い。併しながら先述したように”麺屋 正遊”の変わること無く安定した味わいは、食べた後の幸せを感じることができる。


郡山市熱海町高玉字二渡69-1 火曜定休