田村市船引町 ”丸信ラーメン”

気付けば一昨年の一月以来となる”丸信ラーメン”です。昼時は混むのだが13:50頃の入店となり先客は五人ほどでした。

今はどうなっているか不明だが、”丸信ラーメン”は福島市内の南矢野目向原と飲食店が並ぶパセオ通りにもありました。始めて食べたのは南矢野目店で彼是30年近く前になります。その頃の記憶が正しければ、確かラーメンとチャーシュー麺のみだったかも知れません。

一昨年とメニューの内容は変わっておらず、このシンプルさが良いです。値上がりが続くご時世、つけ麺と餃子は各100円上がったようだがラーメンは据え置きです。前回あったゆで玉子のサービスは無くなったもののなかなか素晴らしいことです。

昔から変わらぬ店内は六人席テーブル×一卓、小上がり六人席×二卓、厨房を囲むカウンター席十四からなり、油でべたつくテーブルが何故か落ち着きます。

チャーシューメン @950円+大盛 @200円


”丸信ラーメン”といえば透き通った上段と、下段のチャーシューの煮汁を使った醤油ダレの二層スープ。上段の透き通ったスープは鶏ガラとネギの旨味があり、下段の醤油ダレにはコクとキレがあります。二層のスープは自然と混ざる、最初から混ぜるなどなど食べ方は千差万別だが、私の場合はその時その時で異なりどちらか云えば後者が多い。


30年前このスープは衝撃的だったのか今も味を覚えています。その時と極端な違いはないように思うが矢張り何処か異なり、今回は良い意味でショウガの風味が効いていました。

佐野ラーメンの系統である”丸信ラーメン”は中太平打ち縮れ麺になる。茹で加減はやや硬めなので最後まで伸びずにスープに絡みます。ただどうだろうか価格据え置きの分、量がちょっと減ったように感じました。


以前チャーシューはSPF豚を使っていると明記されていたが、いつの頃からかそれは無くなりました。確かにその頃の肉質と比べると独特の柔らかさなどなど異なるも、味の染み込み具合やとろける噛み心地などバラ肉特有の美味さがあります。


田村市船引町春山字赤間田34-1 無休