霧幻峡の渡し

暑い日が続いていますが、皆さんはお変わりないでしょうか。私事ながら今現在気持ちがへこんででおり、更にこの暑さで撮影を行うどころか外に出る気力も湧きません。さて今回の画像は先月再upする予定だったが諸事情により今になりました。撮影日・場所は2018/07/14、大沼郡金山町大字大栗山字赤沢の霧幻峡、撮影記は「 大沼郡金山町 霧幻峡+etc」です。


その頃は始発便を何処かで撮ってから霧幻峡を訪れる撮影スタイルだった。撮影記では記されていないものの、この日は撮影時05:40頃通過の上り422Dを第四只見川橋梁で撮っていました。↓動画はその際のものです。

これがその画像になります。川霧が立っておらずボツにしていたのか、もしかすると何れ再現像してupするかも知れません。川霧は今夏のような暑さでは水温が高く年々立ち難い状況になりつつあり、第四橋梁ではご覧のような状態だったが、霧幻峡では程よい川霧の中に関東の方が撮影目的でチャーターした渡し舟が川面を行き来していました。


静寂一献 ①」~ F6.3・SS1/800・ISO320 ~


静寂一献 ②」~ F6.3・SS1/500・ISO320 ~


撮影は06:00頃、聴こえるのは鳥の囀りと櫓と舟が擦れる音だけ。そんな静寂の中で撮影出来ることはとても幸せなことだと思う。一献とは酒宴における最初の勧盃、併しながら浮世を離れたこの地にて、無粋は語らず静寂に一献傾けて頂きたいと願う心境です。


2020年の夏頃、この三更地区船着場は整備工事が行われました。そして今現在の発着場は早戸駅側となり、このような背景・状況に出会える機会が少くなりました。川霧の画像を見ると爽快なイメージを抱く方も居られるようだが、湿度100%でちょっとでも気温が上がれば不快指数はMAXになります。海で潮風に吹かれていると肌がベトベトになるが、川霧=無風のため海とはまた異なるベタツキ感があり、体中から汗や水滴が滴るような感覚です。機材も小雨が降ったような濡れ方となり、拭き取った後に車内のエアコンを最大風量にして乾かします。


さて以前も書いたかもだが、コロナ過以前であっても各只見川橋梁の定番ポイント以外で人と接することは少なく、とても静かな時間を過ごすことが出来ました。今になって振り返ればもしやそれは何処か遠い異国の出来事だったのか‥と、思えてきました。


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