須賀川市八幡町 ”かまや食堂”

創業150年余りの老舗”かまや食堂” 。元々は蕎麦屋であったが、三代目の頃からラーメンを始めたという異色の店に昨年三月以来の訪問となりました。昼時は混むが09:30から営業しており、今回は10:30頃に入店しました。

場所は須賀川警察署の交差点向かいになります。駐車場は店の裏にあるが共同なのでやや狭く、他店用スペースもあるので駐車の際は指定された場所を守りましょう。

前回訪問時のメニューは中華そばと日本蕎麦であったが、日本蕎麦が無くなり塩ラーメンが加わっていた。シンプルな内容なので食券方式でも迷うことはない。矢張り価格は上がっており中華そば700円→800円、大盛850円→1.000円、特大1.000円→1.200円でした。

店内は二人席テーブル×五卓、カウンター席×十六といったところか。昨年のコロナ渦とはレイアウトがやや異なるが、テーブルやカウンター席毎のアクリル板は設置されたままでした。


卓上には上画像、翠ケ丘店オープンのお知らせがありました。それによると各アルコール類やおつまみが用意され、営業時間や形態がちょっと違うのかも知れません。

特大中華そば @1.200円


暫く食欲がなかったのだが敢えて特大を選びました。油膜多めのスープは濃厚な鰹節の出汁がガツンと口内に広がり、その後に豚ガラや鶏ガラなどの作用かふわっとした甘みも漂う。実は魚介系のスープは余り好まないのだが、色濃く深い味わいの醤油が高次元で調和され、濃厚ながらあっさりした風味が後を引く。


おそらく元々が蕎麦屋ということもあり、長い歴史の中で厳選された逸材を使っているのかもだが、何だろうな一年半前に初めて食べた際のコクや旨味が今ひとつ希薄になったように感じました。油膜多めと記したがその効果でスープの熱さが持続します。今回はレンゲが木製になっていたが、前回訪問時の一般的なセトモノのレンゲは持つのが大変なくらい熱かったです。

中太ストレート麺はコシがあって噛み応え十分。個人的にはやや硬めの食感ながら濃厚で香り高いスープにマッチし美味いです。チャーシューは見た目と異なりトロトロとほぐれるタイプ。味は十分沁みており美味いのだが、チャーシュー麺ないしチャーシューのトッピングもラインナップに加えて欲しいところだ。


須賀川市八幡町16-16 金曜定休