福島市瀬上町 ”自家製中華そば すずらん”

2021年11月にオープンした福島市瀬上町の”自家製中華そば すずらん”。時折り各メディアで目耳にすることがあり今回が初訪問となります。

国道四号線を下り方面に向かって右折、細い道になるが30m程でこの建物があります。駐車場は広いので無理なく停めれるでしょう。因みに店主もスタッフも全て女性のようです。

店に入ると左側に食券販売機があります。ラーメンは醤油がメインになり、他には味噌がありました。ラーメン以外には各トッピングやご飯ものがあるが、食券販売機とあちこちにあるメニューの内容が微妙に異なり把握し辛いです。

明るく綺麗な店内は六人席テーブル×五卓、カウンター六席になるが、テーブル席に六人座るとかなり窮屈状態になると思われます。

すずらん特製中華そば @1.150円+大盛り @150円


白河ラーメンを思わせるビジュアルです。会津地鶏と那須御養鶏から作った鶏油による黄金色の分厚いスープの層が新鮮です。その熱々スープを一口啜れば鶏ガラの旨味が伝わってくるが、コクというか深みのようなものが感じられませんでした。

特注の手打ち中太縮れ麺は個人的な好みにマッチしており、コシがあって美味かったです。スープとの相性も良さそうだが、油強めのスープにはやや役不足といった印象。チャーシューはカブリ・モモ・バラの三種。炭火焼のようだが残念ながらその香りは皆無であり、一般的なチャーシューとの差が感じらませんでした。ワンタンに具はないが何故か肉の風味がありました。

ゆかぽ まかない丼セット @1.200円


ゆかぽとは店主の愛称のようです。同じ醤油スープだがその濃淡、及び油の浮き具合が違って見えました。そこでセットのラーメンを食べてみたところ、麺は同じだがスープは刺々しいというのか、ラーメンスープというより醤油スープといった印象でした。

左がすずらん特製中華そば、右がまかない丼セットのスープです。濃淡や油の形状が異なり、まかない丼セットのスープを飲んた後に特製中華そばのスープを飲むととてもマイルドです。

もつ煮 @100円


鳥皮によるもつ煮です。小鉢ではあるがとてもリーズナブルな価格です。併しながら私は鳥皮はちょっと苦手です。


総じて女性的な品と繊細なラーメンを追求していると思われるが、油分少なめで更なる鶏ガラの濃厚な旨味などを抽出した方が良いのでは‥と思われます。味は個人個人の主観が相容れないものだが、正直なところ現状に於いてのリピートは難しいかも知れません。


福島市瀬上町字行人堂1-3 オフィスオバラ102 月曜定休