会津に白河ラーメン店がオープンしたと人伝いに聞き撮影の合間に行ってみました。向羽黒山城跡からの只見線撮影などで頻繁に店舗前を通っており迷うことはなかったです。

店舗は共同ビルの一角にあり、駐車場の心配はありません。ちょうど昼時となり名前を記入し車内で待つことにしました。因みに07:00から営業しており朝ラーOKのようです。

入店して右に食券販売機があります。基本は醤油なので迷うことはありませんでした。

店内は四人席テーブル×二卓、小上がり四人席×二卓、カウンター三席となり。やや狭く感じました。そして何より暑かったです。

どうやら鶏油を前面に押し出したスープのようです。限りなく添加物、化学調味料を使わず‥と記されているが、限りなくとはどんな意味なのだろうか。

国産地鶏焼豚麺大盛 ＠1.400円

黄金色の鶏油と色濃いスープに期待が高まる一方、カイワレやシナチクの無造作な置き方が気になりつつスープを一口。イメージ通りのガツンとくる濃い口醤油のスープは鶏の香りと相俟って喉を流れます。併し何だろう今月初め福島市の”自家製中華そば すずらん”で食べたラーメンのようにコクというか深みのようなものが感じられません。

麺は中太と極太麺が選べます。私は後者を選んだのだが硬めのうどんのように好みの食感ではありませんでした。それより何よりチャーシューがイマサンでした。というのも白河ラーメンは炙ったチャーシューの風味と噛んだ際に沁み出す脂の旨味が持ち味なのだが、それらは皆無で味も素っ気もありません。チャーシュー麺大盛りが1.400円といったお高く感じる価格設定の店は他にもあるが、他店は白河ラーメンに実直で何より美味いです。

味変用の玉ねぎのみじん切り。これをスープに乗せると爽やかな風味になります。食べ終えて思うのは正直なところ白河ラーメンの範疇とは異なり、食べたことがない人にこれが白河ラーメンだと思われてしまうのは宜しくないかも知れない。さてそれらは置いといてまた食べてみたいと思うか否かだが、残念ながらコスパも含めリピート率は非常に低いです。

大沼郡会津美里町思掘向71 シャングリラビル 1F 月曜定休