禾乃登

01日(金)、午前中会津若松市内で用事を済ませ午後は撮影を行う。田園の色付きが濃くなり最初は会津美里町の蓋沼森林公園と思ったが、序なので只見町まで足を延ばしました。

まずは南会津郡只見町大字叶津下字八木沢の叶津川橋梁を田んぼ側から撮ります。画像のように到着時はそれほどの輝度差ではなかったのだが、車両通過の頃になると橋梁は日陰になってきました。この時点で早々と撮影ポイントを変えれば良かったのか、先述した田んぼの色付きが今回のテーマというかそれに拘ってしまいました。

車両は14:49頃通過上り430Dです。↓動画でご覧頂けるように進行方向は右になり、初めは左側通過の様子を撮ったが、輝度差に加え背景の山々が強い陽射しで澱んで見えます。画像は補正済みだが改善の余地が見当たりませんでした。

雲台を右側にターンしピントと画角を変更しました。入射角度が異なり輝度差、及び背景の山々が近いこともあり澱み感も幾分解消されました。何度も書いているように会津三島駅から先は日に三往復しかなく、午後は陽射しと雲行き次第となり矢張り朝の時間帯が良いです。

あまり追っ掛け撮影は行わないのだが次便まで時間があり、先々週撮った大沼郡金山町大字本名字清水の「夏井川橋梁」に向かいます。今回は本名小学校跡、現金山町多目的体育施設御神楽館の駐車場からの撮影を頭に置いた。併し先々週の撮影記で此処の稲は周囲に比べ色付き具合が一段と早いと記していたように、着いてみれば既に刈り取られた後でした。

その際の立ち位置は白丸部となり、以前は白矢印の柵に稲架が行われていました。中川集落でも風情のあるハゼ掛けの景観が残っていたが数年前から見られなくなり、この辺りでも殆どが機械乾燥になってしまったようです。

車両は叶津川橋梁で撮った430D、15:20頃の通過です。稲刈りは終わってしまったものの取り合えず撮ってみました。所でこの橋梁、最近は風来沢橋梁と称されるようだが、私的には昔からの呼称を使います。因みにグーグルマップでも夏井川橋梁と記されています。

只見方面に戻り最後の撮影となります。場所は南会津郡只見町大字蒲生字久保、国道252号線からの蒲生川橋梁です。因みに今は真奈川橋梁と云われるようだが、この橋梁も昔からの呼称を使います。


画像中央の建物は只見線不通時の代行バス乗降所となってた蒲生集会施設雪の里です。現在もトイレが開放されており助かります。数年前此処で地元のお年寄りと長い時間話したことを思い出します。その時から再開通した際は色付く田んぼと只見線を撮ろうと決めていました。

車両は16:12頃通過下り427D。画像の直ぐ右側は会津蒲生駅になります。此処でも輝度差が生じ補正を施すが、これ以上の補正は周囲から浮き上がり如何にも感が残ります。また機材が示す通りに調整すると橋梁がやや左上がりとなり却って違和感が残ります。拠って傾きを調整し橋梁を水平にしました。


という訳で撮るには撮ったがイマイチ感が多く残りました。只見町界隈の田んぼは只見町に至るまでの田んぼと比べ色付き具合が遅いです。従って機会があれば稲刈り前に撮り直しを行いたいです。この日の只見町も相変わらず陽射しは強く暑かったが、湿度が低いのか風は涼しく秋の到来を知らせるトンボが数多く飛んでいました。そして空には夏の雲と秋の雲が同居し季節は少しずつ少しずつ変わりつつあるようです。


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