私の秋は此処から始まる part.2

07日(木)、「09/06の撮影記」で撮る度に撮り直したいと思う‥と記したが、二日後となる07日朝の天気予報では”湿度が低く秋らしい空模様”とのワードに触発され、凝りもせず大沼郡会津美里町八木沢字七窪の蓋沼森林公園へまた行きました。

併しながら今回はいつもの白丸部となる管理事務所のあるポイントではなく、赤丸部の台東区記念の森としました。通常は赤矢印部から歩くのだが、日頃の運動不足解消ということで白矢印部から向かいました。此方からは約150m程の山道になり、誰も歩かないのか蜘蛛の巣が行く手を阻むかのように大変なことになっていました。

到着するとご覧のような展望台があり、この日は私を含め三人の来訪となりました。此処では以前何度か撮ったことがあるが、いつの間にか車で乗り付けられるお手軽な管理事務所のポイントばかりとなっていました。

展望台からの眺めです。磐梯山と会津盆地の景観は素晴らしいが、磐梯山までフレーミングすると列車は米粒‥いや、それ以下の大きさとなり存在感は希薄になります。従って白矢印部の線路を中心に画作りしたいのだが、ファインダーを覗くとあれもこれも入れたくなり収拾が付かなくなります。尚、下画像の矢印部は根岸駅です。


新秋眺望 ①」~ F10・SS1/400・ISO200 ~


新秋眺望 ②」~ F10・SS1/400・ISO200 ~


ということで今回は線路と周囲の集落中心と決め画作りしてみました。天気予報通り湿度は低く適度な風も吹き一昨日に比べれば見通しが良かったです。更に薄雲がフィルターとなっているのか夏のギラギラした陽射しと異なる遠景撮影に適した空気感でした。


車両は13:28頃通過の下り427D。①の車両右はいつも撮影を行う桧ノ目踏切です。これからの季節はこの踏切周辺での撮影が多くなると思います。②ではふくしま緑の森づくり公社や会津美里町生涯学習センターなどの庁舎、そして新鶴小・中学校が立ち並びます。


眼下を悠々と走行する只見線は速度が遅く、加えて根岸駅で停車するなど余裕を持って構図変更やピントを合わせることが可能であり、この二画像以外にも数多く撮ったが今回のテーマとなる線路と周囲の集落には適合しないのでupは見送ります。


禾乃登」~ F10・SS1/500・ISO160 ~


車両は13:55頃通過の上り428D。「新秋眺望」から凡そ30分後の撮影になるが、陽光具合が変わり幾分見通しが悪く背景の街並みが霞んで見えます。此処も良く撮影を行う高田カーブと称されるポイントで、右の白い建物脇のホームが会津高田駅です。この時期キハE120のカラーリングは国鉄色のラッピング車両共々、黄金色の田んぼに似合っているように思います。


繰り返すが今回は線路と周囲の集落を念頭に撮ってみたが、こうしてみると会津盆地の集落は言葉通りの田園都市に見えてきました。そしてそこを連ねる鉄道は人々や自然と深く関わっていることを改めて実感します。


所で前回の撮影記でも書いたように今日の428Dも二両編成でした。既に高校の夏休みは終わっており、そうなると車両編成が変わったということになるが、四両編成であった会津川口駅からの始発便も変更になったのだろうか‥。


さてこの数日だいぶ涼しい朝となっています。今日は台風が近付き午後から雨が降るからか日中も25℃前後の予報です。とはいえ週明けにはまた気温が上がるようだけど、これだけ暑い暑いと騒ぎながら夏の終わりは何処か寂しいものを感じます。


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