第六只見川橋梁をロケハンしました

09日(土)、この日は何処へも出掛ける予定はなかったのだが、朝起きてみれば誰も居ない。パンを焼き朝食を摂り、そして燃えるごみを出した後に漫然とネットを見てたら09:30。こうしているのも何だな‥と、奥会津に出掛けることにしました。とはいえこの時間に行っても列車は動いておらず、撮影目的というよりロケハンを主としました。

まずは第七只見川橋梁と同様にトラス橋となった第六只見川橋梁です。トラス橋はご覧のように径間長の全てが上部構造となり、車両を置くポイントがとても難しいです。下画像のように正面から眺めてもイマイチというか、季節が変わればまた違った印象になるとは思うがあまり特徴が感じられませんでした。

俯瞰ポイントへ移動、右側の茂みが矢張り邪魔でしょうか。所で今回始めて気付いたのだが以前の橋台は使われておらず、全く新しい橋と云っても間違いはないのかもです。


所でダムの放水ってどのタイミングで行うのだろうか。是非そんな状態を見てみたいものだが、遠くに住む者からするとそのチャンスはなかなか無いのかも知れないなぁ‥。

此方は只見町寄岩の大山祇神社裏手からの第八只見川橋梁です。以前撮影記で書いたが、電源開発田子倉電力所の施設がどうしても入り込んでしまいます。併し例えばハイコントラストのモノクロで撮ったらどうなるかなど逆手に取った発想が良いかも知れません。

本名駅からの上り便は直ぐに夏井川橋梁を渡ります。そしてまた直ぐに画像のアーチ橋を通過するのだが、このアーチ橋の名称を失念しました。何方かご存じであれば教えて下さい。まだ暑いからだとは思うが湿度が高い場所であり、紅葉時や雪景色が似合いそうな感じがするものの、積雪時に此処に立てるか否かは不明です。

他に大塩・塩沢周辺もロケハンし何ヶ所か目星を付けました。そうこうしている内に先程の第六只見川橋梁の列車通過時刻が近付きました。この日は私の好きな特徴的な雲が広がる空模様となり、コンデジで撮ったこの画像でも独特な光具合・コントラストになります。


残夏の鼓動」~ F10・SS1/200・ISO200 ~


車両は15:18頃通過の上り430D、住所は大沼郡金山町大字本名字陣場になります。先述したように立ち位置を色々と模索したのだが、結局はオーソドックスなポイントとなりました。


個人的に本名ダムを背景とする第六只見川橋梁は一般的イメージの只見線とは異なるメカニカルな印象があり、その印象を強調する手段としてカメラ内のピクチャーコントロールは”風景”を選択、加えてコントラストや色調などの全てを+1~+2としています。そのお陰というのか、現像は傾き補正のみのほぼ撮って出しの状態です。


第六只見川橋梁から430Dを追っ掛けます。普段追っ掛け撮影は行わないのだが、次のポイント到着までの時間には余裕があり、尚且つ凡その立ち位置やイメージは完成されています。


その場所はほぼ毎年色付く田んぼとソバの花を撮っている河沼郡柳津町大字細八字大巻甲、第二旧柳津街道踏切近くの田園になります。数年前からか電気柵が設けられ田んぼに寄ることが出来なくなりました。また右に見える柿の木は昨年だったか剪定され一年で此処まで伸びたが、実が成ったこの柿の木と只見線も良い画になりました。


物蔭に漫ろすだける虫の音や」~ F10・SS1/320・ISO400 ~


車両は16:43頃の通過です。例年に比べこの辺りのソバの開花はちょっと遅いようです。また作付けはその年によって面積や有無などに変わりがあります。先にイメージは完成されていると記したが、車両に寄るか引くかは第六只見川橋梁の撮影時にノーマル&ラッピング車両のキハE120であることが確認出来たので引くことにしました。


というのもキハE120のカラーリングはソバの花や田んぼの色合いに負けないと判断したからです。また此処での撮影は陽射しがあると背景の山々や車両が陰となってしまうが、それらの心配がないこの日の空模様を念頭に置いてイメージを構成していました。尚この画像もピクチャーコントロール”風景”で撮りました。いつもは後の補正有りきで各項目+1程度の”ニュートラル”だが、時々変えると新鮮さが味わえるかも‥と、これは個人の意見です。


さてこの日の奥会津、台風一過の影響か蒸し暑かったです。でも気温は猛暑の頃とは異なり、草木の勢いにも陰りが見えてきたように感じました。


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