二本松市本町 ”白河手打ち中華そば せいじゅ”

白河ラーメンが食べたくなり三ヶ月ぶりの”白河手打ち中華そば せいじゅ”です。昼の混む時間帯を避けたのでスムーズに入店出来ました。

この店舗は以前居酒屋チェーン店が入っていました。駐車場は裏にあるのだが、狭いので満車時に大きい車が隣に停まると出入りがやや厄介かも知れません。

メニューは醤油と味噌の二本立てとなり、他には小丼のご飯ものがあります。食券方式となるが今回で五度目、且つ同じもばかり食べるので迷いはないです。

店内は二人席テーブル×七卓、四人席テーブル×二卓。入って左側には居酒屋の名残とでもいうのか、おそらく小上がり席があると推測するが閉められています。

チャーシュー麺 @1.150円+大盛り @200円


毎度のチャーシュー麺大盛りです。白河ラーメン然としたビジュアルにまずはスープを啜れば、ややしょっぱさが残る口当たりの中に豚や鶏ガラの風味が際立ちます。併しそのしょっぱさは九月中旬とはいえ汗が流れるような暑さの下、身体は自然に塩分を求めているのか実に美味い。油膜でスープは熱さが持続し、更に汗を掻き掻き食べる夏のラーメンはとても爽快、且つ醍醐味だと思うのは私だけか。

白河ラーメンの麺と云えば歯茎で食べるようなピロピロとした食感だが、此方はモチモチした感触があってしっかりと噛むタイプです。私は前者が好みだが、これはこれで美味いです。名称は分からないが添えられた葉物野菜、茎二本を葉で巻くなど丁寧な仕事ぶりです。


その時その時で仕入れの状況があるとは思うが、残念だったのは形状がまちまちのバラ肉チャーシューでした。ホロホロと崩れるように柔らかいものの、これまた白河ラーメンの特色である炙りの風味があまり感じられませんでした。その反面モモ肉は硬めであり、喉を通すのにかなりの咀嚼回数が必要でした。併ししっかりと炙られており、噛めば噛むほど炙りと煮汁の風味が口内に広がり美味でした。


この店を始めて訪れた際、スープの濃さや麺の食感などなど、本来の白河ラーメンとはやや異なるといった感想だったが、通う度に進化する一杯に好感が持てます。


二本松市本町1-218 月曜定休 (月曜祝日の際は翌火曜休み)