菖蒲華の候

福島は06/11の梅雨入りから強い雨が降る日が続き、その後は暑くなったり寒くなったりの陽気だが、概ね湿度は低く今のところはまだ過ごし易いです。併し週明けから本格的な梅雨となる予報に、いよいよ暑くてムシムシとした不快指数の高い日が続くと思います。


今回の一枚目は四年前のちょうど今頃の画像をupします。撮影は2019/06/30、撮影記は「大沼郡三島町 第二只見川橋梁+etc」。梅雨らしく深夜からシトシト降る雨に川霧を期待し出掛けます。撮影記を読み返すと会津川口駅に早戸俯瞰と霧幻峡、そして第二及び第四只見川橋梁と周ったが川霧はイマイチのようでした。


梅雨しとど」~ F6.3・SS1250・ISO400 ~


これは大沼郡三島町大字名入字上居平、第二只見川橋梁で撮った連写の中の一枚をモノクロにしました。車両は撮影当時07:26頃通過の下り423D。イマイチだった川霧は更に薄くなり、雨脚残る山霧の様相が強くなってきました。撮影時にカラーでup済みだが、今回モノクロにした理由は前回upした「大志集落」のような古写真をイメージしたからです。車両がキハ40なので尚のこと年代がはっきりしないこともその理由になってます。


以下撮影記より・・・


さてこの日の撮影はずっと雨、そんな天候だからか各撮影地に人の姿は無くとても静かな時間を過ごした。帰宅後、各画像を現像しながら雨の奥会津、ふと人と接することなく風景だけを追っていると、もしや此処は何処か遠い異国か‥と、思えてきた・・・・


そうなんです、只見線の撮影はどちらか云えば一人貸し切り状態が多いです。特に雨が降っていたりするとその確率は上がります。一人なら一人也に鳥の囀りと風や川の流れる音を聞きながら列車の通過を待つ至福の時間となり、余計なことを考えず遠くから聞こえる汽笛やジョイント音に集中するこの一時を無性に嬉しく思います。


二枚目は20/06/12に撮影した石川郡浅川町大字城山、城山公園からの水郡線です。撮影記は「白河市大信、大信不動滝も昨秋の雨被害か‥」。撮影記のタイトルのように大信不動滝から足を延ばした次第だが、滝には2019年秋の豪雨被害の傷跡が残っていました。それ以降この滝には行っておらず、昔の景観に戻ったか否か気になります。


田んぼと単コロ」~ F13・SS1125・ISO200 ~


此処ではいつも初秋の黄金色の風景を撮るのだが、この年は銀田及び緑田時にも来ていました。緑田の方は撮影時の画像をup済みだが、銀田は光の具合など上手く行かずに全てのデータを削除しました。そして今回upする画像はupした緑田時の別カットになります。


撮影は午後。そうなると先に光の具合と記したように、逆光で車両は陰になってしまうものの、幸い曇り空となりフラットな光線の元で撮影できました。この車両は13:19頃通過した回送列車となり、当然時刻表に記載はなく咄嗟のことに手持ちで撮りました。


咄嗟なので構図は追い込めず普段よりは寄ったフレーミング、且つ望遠のSS1/125でよくブレずに撮れたものだと今になって感心してます。更に何故こんなに絞ったのかが疑問です。


話しは唐突に変わり、数日前に孫が雨上がりの水溜まりをずっと見ていた。陽光が反射するキラキラやブクブク消えては現れる水泡など、彼女にとっての宇宙はどれも新鮮で興味津々のようだが、こんなどうでもよい現象に目を向けることもなくなっていたことにふと気付く。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。