春未だ遠く

09日(水)、この日の会津地方、晴れとの天気予報に磐梯山や飯豊山が望めるかと出掛けてみる。結論から先に書けば確かに晴れて青空がとても綺麗だが、遠くの山々には雲が掛かる。

この季節はくっきりした飯豊山をなかなか見れないものだが、上画像のように完全に雲に隠れている。下画像の磐梯山も似たようなもので、山々を背景に置くフレーミングは諦め、白矢印の春日神社を利用した構図にする。場所は大沼郡会津美里町米田字根岸、積雪により神社へは近付けない。此方は昨年の「六月」と「十月」に撮った画像。

この一帯の住所はとても不可思議というか面白い。今回の立ち位置は先に書いたように会津美里町米田字根岸だが、何故か只見線沿線は住所が変わる。例えば米田字根岸内にある根岸駅は米田南字地中甲となり、鶴野辺字沖中田内の春日神社と画像の中田踏切の場合、神社は鶴野辺字杉ノ寄乙、踏切は鶴野辺字奉仕免乙となる。


以上これらはグーグルマップにて調べた次第だが、同マップは時として大間違いを起こすこともあり、撮影記を書く度に目を通すようにする。併し何かしらの所以があるとすれば是非知りたいところだ。


春未だ遠く ①」~ F10・SS1/500・ISO200 ~


「春未だ遠く ②」~ F10・SS1/500・ISO200 ~


画像の時系列は逆となり①は13:55頃通過の上り428D、②は13:36頃通過の下り427D。①は平日午後一の上り三両編成となるため、先に通過する②を撮影し車両位置や画角を算段するつもりでいた。背景の磐梯山が雲に隠れているのは残念だが、これだけの雲があれば上部の面積を多くしても単調にならずに済む。また雲の状態によって陽光の射し込み具合が変わり、両画像とも車両通過前はなかなか良かったのだが、通過時は薄っすらと射す程度となる。


暦の上では春、この辺りで撮るのは先月の23日以来となり、風が無ければ陽射しが肌に熱く、道路脇の積雪もだいぶ少なくなり水路の流れには勢いがある。とはいえ未だ冬の女神は去り難し、田畑に足を踏み入れるには未だ雪深い。それでも春の兆しは少しずつ少しずつ足元からやって来ている。三寒四温にはまだまだ早いけど直ぐそこまで来ている。


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