三春町 福聚寺の枝垂れ桜

10日(水)、二月末の左上腕骨折以降、約七週間ぶりの撮影です。その間あまり外に出ることもなく過ごしていたが、今頃は家の中の方が寒いというか、外の暖かさに気付くこともなくいつの間にか桜が咲いたといった面持ちです。撮影は田村郡三春町字桜谷の福聚寺。昨年は母親の介護、そして今年は先述した骨折のため二年続けて桜は撮れないかと思っていたが、制約や痛みはあるものの何とか腕が動くようになってきました。


因みにこの日の三春町内の各枝垂桜はほぼ満開といった様子だが、ソメイヨシノはまだまだといった状況であり、特に三春駅では三分咲きのように見えました。

福聚寺の桜は毎回恒例の裏山から見下ろす構成です。目的となる枝垂桜は遠くから見ているので定かではないが満開のようなそうじゃないような‥。もし満開だとすれば今年は花数が少なくボリューム感がありません。

手前側のソメイヨシノはまだ七部咲きといったところだが、花を付けない木々もあり病気も含め年々衰えているのかも知れません。そして風景写真あるあるで周囲の木々が伸び、思うようなフレーミングで撮れなくなってきました。


幽 棲」~ F10・SS1/60・ISO200 ~


陽が傾き枝垂桜の裏側から光が射すタイミングを待ち、17:00過ぎてから撮影を始めます。レンズにも陽射しが入る逆光なので描写は宜しくないが、この光彩が私的な春の景観だったりします。尚、画像の撮影時刻は17:26頃。二年前と比べると陽射しが強かったようです。


桜前線と云われるように開花は日に日に北上したものだが、この数年は国内各地の開花に大きな差が無くなったように思う。福島県内では奥会津や裏磐梯は別として、中通りと会津若松周辺の開花もほぼ同じになり、桜を追っ掛ける人はさぞかし忙しいことだろう。


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