雪のない師走の奥会津・・・午前の部
09日(土)、先月の23日、放射霧の会津盆地を撮ろうと出掛けたが、あまりに霧が濃すぎて思うように行かずに再tryする。この日は猪苗代湖周辺から濃霧となり、会津盆地は尚のこと見通しが全く利かない夜明け前だった。今回の撮影記も午前と午後の部に分けてupする。
会津坂下町のコンビニに寄ると、リアルタイムで会津坂下駅周辺にクマが出たと聞いた。会津坂下町は隣接する会津若松市の生活圏として店舗や家屋数も多い。今更ながらそんな地域でも深夜早朝にクマが徘徊しているということは、うかうかと夜明け前からロケハンなどが出来ない状況となってきたようだ。
小耳に挟んだのだが、里山にある柿やリンゴなどでは当日分のカロリー量にしかならず、冬篭りの栄養を蓄える分には全く足りない。言い換えるとドングリやクルミってかなり脂質・カロリーが高いということになり、我々人間は木の実の食べ過ぎに注意ということだ。

さて前置きが長くなったが、始発便は大沼郡会津美里町米田字南地中甲の根岸駅で撮る。暗い時間帯ではあるが駅に停車する低速度状態なら何とかなるだろうといった考えだ。

「霧の単線始発無人駅」~ F5・SS1/40・ISO800 ~
車両は根岸駅06:32発の下り423D。常日頃から単調な空は撮り込まないと書いてるが、この画像では2/3が単調な背景になっている。併しこの場合はタイトルと関連するように、意味のある空間ということになる。この時点の霧は先月の23日よりは見通しが効いてた。
シャッターを切り終え車内に目をやると、立っている人は居ないようだがほぼ満席に近いようだ。紅葉が終わった今、乗客はどの駅で降りて何をするのだろう‥と、いつも気になる。もしかして小出駅まで乗り通すことが一番の目的なのかも知れない。

423D通過から約20分後に上り422Dがやって来る。撮る場所を模索するも遠景になると見通しが効かず、撮るには撮ったがボツとした。この時点で次の便を待たず奥会津方面に行こうかと思うも、太陽が昇ることを期待し画像の大沼郡会津美里町鶴野辺字押切甲、桧ノ目踏切周辺でスタンバイした。 画像中央の小屋脇にある木、何年か前に伐採されたが少しずつ伸び、定期的に撮る場所だけにその存在は断然あった方が画的に良い。

「荒 寥 ①」~ F8・SS1/320・ISO500 ~

「荒 寥 ②」~ F9・SS1/320・ISO500 ~
①は08:05頃通過の下り425D、②は下り方面に向きを変えて撮った08:35頃通過の上り424D。寒々とした冬の田んぼは尚のこと荒々しく殺風景であり、見通しは改善されてきたが残念ながら上空の雨雲に陽射しはシャットダウンされ背景も隠れている。
こういった場合はコントラストなどの調整幅が広いモノクロを選択するのが私的手法であり、現像時にモノクロ化とコントラストの調整を行う。早朝の放射霧に陽射しがあると美しい景観になるのだがそれはまた後日のお楽しみだ。

天候が回復せず午前中最後の便は、先月の30日にも撮った河沼郡柳津町大字細八字大巻甲へ移動する。今回は画像の二本の柿の木の間を通過する様を撮るのだが、白矢印部には看板が立っておりそれを避けた構図を思慮する。

「柿冷ゆる」~ F10・SS1/400・ISO400 ~
車両は09:55頃通過の上り426D。この構図は一昨年も撮っているのだが、今回は引いたフレーミングにしてみた。枝ぶりは当然ながら毎年形状が異なり、車両が上手く入り込むスペースを探す。ちょっと離れて望遠レンズを使いたいシチュエーションだが、標準域のレンズを使い車両と柿の実の何れもボケない画作りを行った。
会津盆地周辺の柿は会津身不知柿、いわゆる樽柿にするため殆どが渋柿だ。なのでクマは食べることがないけど、熟してトロトロとなり地面に落ちれば鳥が集まり出すように、再びクマがやって来るかも知れない。
午前の部は以上になる。426D撮影後は只見方面へ向かうのだが、日中は上着不要の陽気になってきた。例年であれば今頃はそれ也に降雪があって積もるのだがこの暖かさは異常だ。
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