驟雪の只見線撮影

23日(土)、先週に続き降雪の只見線撮影です。前日の夕方頃より運休となった只見線、出掛ける前に確認したところこの日の運転見合わせなどの情報はありませんでした。会津若松市までは思った程の積雪ではなかったが、夜明け前の会津美里町は降り方が激しく、07:00台の列車は奥会津方面で撮ることにしました。

日本海側は大雪となっており、柳津町方面へ向かうに連れ積雪量が多くなってきました。降り方は正に驟雪と云うのか強弱が急に変化、更に降ったり止んだりを繰り返す状況に撮影地がなかなか決まらず悩まされました。


そんな状況は先週と同様に遠景は無理と判断、まずは河沼郡柳津町大字郷戸字居平丁の滝谷川橋梁へ向かいます。撮影準備を始めると07:19頃通過の下り423Dが通過しました。


モノクロームの刻」~ F8・SS1/250・ISO500 ~


車両は423D通過から約25分後、17:46頃通過の上り424D。雪の降り方は強くはなく難なく撮影できた。現像時に明るさを+補正したのみで殆ど撮って出しの状況ながら、自然なモノクロ感に加え矢張り朝は雪の色合いも見た目に近く良好だと思う。


遠景は無理と分かってはいるが、前々から雪景色を撮る予定だった第一只見川橋梁の西側俯瞰ポイントへ様子見を兼ね行ってみる。結果としては見通しが効かず撮影は出来ませんでした。ポイントまでは膝下まで埋もれながら歩いたが、久々の雪道歩行に息が上がりました。

列車の通過時間が迫り、大沼郡三島町大字名入字上居平の第二只見川橋梁で撮ることにしました。先週はサイドから撮ったので今回は正面からと準備していると、下り425Dが定刻で通過して行きました。


それから間も無く通過する撮影予定の上り426Dがやって来ません。JR東日本に確認すると35分ほど遅れて運行しているとのことだった。下画像が09:50頃通過となった426Dだが、どうもイマイチです。モノクロにしても面白くなく今回はボツにします。

午後の撮影を何処で行うか、各橋梁間を降雪の状況伺いながら行ったり来たりするも、先述したように降ったり止んだりでなかなか場所が決まらず、撮れないなら撮れないで諦めるということで、大沼郡三島町大字早戸字滝原の第三只見川橋梁に決めました。


決めてはみたが待機中は橋梁が見えなくなるような降り方を繰り返し、それこそ諦めモードに支配されるも車両通過のちょっと前から降り方が弱くなった。


凍てる」~ F10・SS1/250・ISO200 ~


車両は12:52頃通過の上り428D。横構図か縦構図か迷うも横構図の雪景色はネットなどでもよく見るので縦構図にしてみたが、実は二年前も縦構図で撮っていたことを撮影時に忘れていました。枝に積もる雪の量がちょっと多過ぎのような感もあり、この冬の間に機会があれば今度は横構図で撮ってみようかと思う。


次は大沼郡金山町大字中川字居平の中川集落です。車両は14:51頃通過の下り427D。積もっているとはいえその量はまだまだこれからで、この画像を撮る国道傍らの立ち位置も何れは雪が壁のようになってしまう。そんな訳で撮るには撮ったがこれもイマイチです。雪が強く降ると見通しが効かなくなり、構図が決まらぬままの内容となりました。


最後は先週車両が遅れ中途半端な撮影となった、大沼郡金山町大字西谷字沖田の第五只見川橋梁です。中川集落で撮った427Dを撮る予定で向かったのだが‥。


寒色沈む只見川 ①」~ F7.1・SS1/200・ISO800 ~


寒色沈む只見川 ②」~ F6.3・SS1/200・ISO800 ~


427Dは第五橋梁から約800mほど右方向の会津川口駅に停まっているのだが、待てど暮らせどやって来ません。雪は相変わらず降ったり止んだり、そして川面の写り込みも現れたり消えたりを繰り返しながら次第に暗さが増してきました。


調べると会津川口駅で交換する上り430Dが50分ほど遅れて運行しており、そもそもこれでは427Dが運行する筈がありません。以上の理由により①は定刻から50分遅れ16:12頃通過した430D、②も50分遅れの16:12頃通過した427Dになる。


定刻であればまだ明るく色合いも良かったのに残念というか、二週続けて思うように行きませんでした。でも冬の只見線ではこんなことは当たり前であり撮れただけでも御の字です。この日は首都圏色や東北色を見なかったが、只見駅から小出駅間が運転見合わせとなり、もしかすると小出駅で足止めとなっていたのかも知れません。また通常二両編成である便が一両だったりと、雪の影響は車両の運用にも変更があるようです。


それにしても雪の中で一時間も立っていると次第につま先の感覚が無くなってくる。撮影を終え車に乗り込む際などは身体が固まっているというのか足腰痛くて動きません。防水などはそれ也に行っているものの、どうしても濡れてしまなどなど冬の撮影は大変だ。おまけに降り方がが強いと何を見て何を撮っているのかさっぱり分からずに機材も濡れ、次回は降らないことを祈るのみだが、ちょっとくらいは降って欲しいと好き勝手言ってます。


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