土脉潤起・・・午後の部

18日(日)、午後の部になります。気温は更に上昇、遂には上着も脱ぎ車の窓も全開となりました。午前の部で気になる箇所があり金山町へ行くと記したが、それは大沼郡金山町大字中川字下居平からフェアリーロードへ続く道でした。

太郎布高原や沼沢湖に向かうこの道の途中では中川集落を俯瞰できる。そこは草木が伸びずっと撮ることが出来なかったが、冬枯れの今ならと思い行ってみればその俯瞰ポイント手前からは積雪で通行不可。従ってずっと下側から12:37頃通過の上り428Dを撮った次第だが、矢張り雪のない背景の山々などちょっと面白みに欠けます。


この日は会津かねやま雪まつりが行われており周辺は賑やかでした。午後からは只見方面へ向かうのが最近のお決まりコースながら、この景観では画にならないと判断し午前中に撮った会津若松市北会津受水塔へ戻ることにしました。

会津若松市北会津受水塔の手前、大沼郡会津美里町字舘ノ廻の上荒井踏切では13:21頃通過の下り427Dが通り過ぎて行きました。

撮影地の大沼郡会津美里町字広面へ戻りました。午前とは構図を変え線路に寄った位置に三脚をセットする。10分ほど遅れ14:12頃に金山町で撮った428Dが通過するが、この陽射しでは思うような内容とはならず夕方の便を待つ。

かなり時間があるのであちこちを散策。この画像は会津本郷駅のホームから見た受水塔。夕方の列車通過時この太陽はどうなっているか、色々な状況を想像しイメージを構成します。


「空もしづかに流るころ op.2」~ F10・SS1/400・ISO400 ~


車両は17:04通過の上り430D。車両通過の前後、太陽は光芒を残しながら沈み空が輝き出す。時間としては二分ほどか、その時間の中で絞りや露出設定を大きく変えての撮影となった。私的には太陽が沈まない方が良かった、また雲の形状がイマイチなどなどあるが、時節毎の日の入りと列車の運行時刻、そして天気予報を入念に調べる必要性がありそうです。


430D通過から15分後、会津坂下駅で折り返す17:19頃通過の下り431Dがやって来る。15分経って雲が流れてしまい空はあまり焼けない。というかこの日は焼けない日なのか、何れにせよ431Dは後追いとなり此処ではヘッドライトが灯る先頭車両を撮りたい。


さて気付けば各橋梁を一枚も撮っていなかった。というより最初から撮るつもりはなかったのだが、この受水塔には午前・午後・夕方と一日ハマりました。一日ハマるにはそれだけ良い景観なのかと問われればそうでもないのだが、あれは何年前だったか旅行中らしき夫婦が私の隣りで第四只見川橋梁を通過する列車を撮っていた。


只見線の撮影は何度か行っていたのか「同じ写真ばかり撮って面白いの?」と奥さんが問う。それに対しご亭主は無言であったが、確かに殆どの人はそう思うに違いない。でも私のような素人が言うのもおこがましいが、何月何日の何時、晴れればこんな光景になるといった情報・データの積み重ねが写真を撮るためには肝心なことではないか‥と思う。


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