何となくBLUE・・・後編

11日(日)、後編になります。いわき市内で昼食及び散策後、夕刻からの撮影を始める。

いわき市岩間町台の高台より岩間海岸や勿来火力発電所、勿来IGCCパワーを望む。立ち位置は車一台分の細い道沿いの墓地になり、何年か前には墓泥棒と間違われた場所です。数度撮っている岩間海岸に寄せる波が目的だが、満潮ながら潮位は上がらず穏やかでした。


夕 照」~ F18・SS1/125・ISO100 ~


日没後数分間の色合いが良いのは分かってはいるものの、今回は沈む前の光芒を使った画作りを試みます。太陽が沈む位置は海岸から離れ共にフレーミングすれば散漫な内容となってしまい、因って落陽間近の光芒のみを絞って撮り込んでみました。


光芒や色合いが弱いので現像時に色調やコントラストの調整を行う。後々海岸がかなり荒れていることに気付く。この一帯は砂浜というより土に近い浜だった記憶があるが、打ち寄せた波の跡などその痕跡はなかなか消えないのかも知れない。


序でに勿来IGCCパワーの夜景も撮ってみた。車の光跡を撮り込むのでbulb撮影になるのだが、高台故に風があってブレが生じています。光跡を省き工場だけなら何とかなるとは思うも、次に撮る機会があれば何かしらの対策を取る必要がありそうです。

最後は工場の排煙と車の光跡を撮るいわき市小名浜字渚です。今回は月との合成目的となるが、この内容を最後に行ったのは三年半ぶりになるのか、久しぶりなので勝手が掴めずでした。画像は数年前の日中に撮ったもので白丸部から煙突を見上げます。


月に撃つ」~ F14・SS20・ISO200・2 Composite Photo ~


仰ぎ見ての撮影は雲台前後の向きを変えカメラを設置する。煙突の位置や排煙の状態などもっと撮りたかったが、見上げていると次第に首が痛くなり果ては気持ちも悪くなり中断する。画的に排煙は左側に流れて欲しいところだが、これは夏季の風向きにならないと難しい。


合成はいつもの「Sirius Comp」を使用。毎度のタイトルはケヴィン・エアーズの楽曲名になり、撮影中から印象的な反復リフが頭を駆け巡っていた。


さて一昨日は奥会津で撮影を行い、一日開いたとはいえ続けての撮影は集中力が途切れ変化する状況に追随出来ない。なのでこの日の撮影は持続力が希薄であり、取り敢えずブログにupする画像を撮るには撮れたが、至ってその内容や心境は何となくBLUEです。


@タイトルをクリックするとフォト蔵の大きな画像(別窓)が開きます。