昨年の写真
年明け恒例となる自画自賛、自己満足で昨年撮った写真から数枚を選ぶのコーナー。毎年書いているがそれは写真の出来云々というより、それこそ自画自賛・自己満足であり撮った際の背景や思い入れが一番の選択基準だったりする。

昨年は四年間自宅介護だった母親が亡くなり夏頃より撮影の機会が増えたが、上半期は一月だけだった。それでも秋は頻繁に撮影に出掛け感覚というか間合いというか、そんなものを取り戻したように思うものの、以前のように実験的に模索する撮り方は希薄になり、言い換えれば無理なくそつなくといった内容の画像ばかりかにになったかも知れない。
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■01/27「山眠ル橋梁ガタゴト単車両」
先述したように上半期は一月だけの撮影になったがその中の一枚。内容的に上り便を撮るのだが、予定した便がカメラに不都合が生じて撮れず、近所の老婦宅の雪掻きを手伝いながら次便を待ったことが今も思い出される。手伝ったお礼の麹の甘酒が実に美味かった。
■08/26「夏の果て」
以前はその季節になると撮影に行っていたものだが、六年ぶりの撮影となった。駐車場には立派なトイレが出来ていたりと時の流れを感じる。夕焼けと風力発電、そしてひまわりが被写体だが徐々に曇り諦めかけるも、厚雲の下に夕焼けが広がる独特な景観となったと思う。
■10/21「秋浪やのたり黙して人遊ぶ」
塩野崎灯台の下は豊間漁港です。福島の各漁港では漁が再開され、此処では画像中央の作業場が建てられていた。青い空と海、他には何もないけどそんな日常的な光景に惹かれ撮った一枚。ボード抱えて歩く人物の位置を見極めながらシャッターを切った。
■10/29「季纏ふ」
■10/29「早戸秋彩」
■10/29「霜始降」
上記の三作は同日に撮ったもの。前年は紅葉の撮影が出来ず、色々な想いやイメージを蓄えての撮影が続いた。何度も通い紅葉の良い時期を待っていたのだが、残念ながら酷暑により今年の色付き具合はイマイチだった。
「季纏ふ」では背景に合った首都圏色の車両がやって来たことに感激した。「早戸秋彩」は数年来の構想だがイメージに近い内容になった。「霜始降」は車両通過前に撮った散歩する人物との合成になるが、生活感のある只見線の風景は今後のテーマでもある。
■12/02「Blue Lagoon」
相馬市岩子字長谷地の岩子漁港。まだ暗い時間帯なので撮っては確認で構図などを決めた。汽水湖である松川浦は波が立たず長露光撮影でも船がぶれ難い。そして季節や天候で朝靄がかかったり変化のある日の出などなど、同じ景観でも飽きることがない。
■12/09「閉塞成冬」
再開通以前から構想を練っていたが、撮影記で書いたように画像左下の雑木を二度に渡り伐採し撮影に臨む。立ち位置が厳しく構想通りには行かないが、それでも何とか撮れたので良かった。ピンクとブルーの空のグラデーションと冷ややかな空気感が印象的だった。
■12/17「鈍色の季」
降雪の第二只見川橋梁。特にこれといった内容ではないかもだが、シーズン初期に降る大粒の雪に見え隠れする橋梁や背景の様が寒々しく、そしてモノクロームの世界に本格的な雪の季節の到来を感じた。その大粒の雪は襟足の隙間から流れ込み、尚のこと冷たかった。
以上のように九作を選んでみれば、冒頭で触れたように秋に撮った画像が主となる。ということで今年はどんな景観を目に出来るだろうか‥と、想像すると変に気を揉んだりするが、昨年は撮る機会が無かった川霧を再び目にしたいと思う。